7月1日 学級会
 男女対抗リレー勝負に負けた日から、5年1組の女子は、夏休みまでの間、男子たちの言いなりになることを誓わされ、学校では常に下半身裸でいることを義務づけられた。
 そんな身体的な辱めを受けることになった女子たちに対して、さらに追い打ちをかけるかのような内面的な辱めが繰り広げられることになるのが、学級会である。
 男女対抗リレーの後、学級会の議題は、すべて男子が決めるようになった。
 そして、この日行われたのは、女子に対する「意識調査アンケート」という名の恥晒しの自白大会であった。
 男子たちに逆らうことが許されず、言いなりになることを誓わされた女子たちは、どんな恥ずかしい質問に対しても、正直に答えなければならない。
 それは、ある意味この年頃の女子にとっては、裸を見られることよりも恥ずかしいことなのかもしれなかった。





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