7月14日 刑罰 |
男女対抗リレー勝負に
負けた日から、5年1組の女子は、夏休みまでの間、男子たちの言いなりになることを誓わされ、学校では常に下半身裸でいることを義務づけられた上に、女子
トイレの使用を禁止され、用を足すときには男子トイレで、しかも個室のドアを開けたままで用を足すことを義務づけられた。 しかし、そのルールを加央里が破ってしまったことに端を発して開かれた「学級裁判」において、状況は一変した。 加央里が行った明確な違反行為に加えて、これまでに女子が犯してきた違反も発覚したことで、極刑――すなわち、これまで撮影されてきた女子全員の恥辱写真と映像を世界中にばらまく――にまで及ぶ重罪と認定された。 最終的に、写真・動画の流出を取り止める代わりに、女子は今年度が終わるまで男子たちに絶対服従することを受け入れたのだった。 そして、その学級裁判において被告人として引き立てられ自らが犯した罪を償うことになった加央里は、刑罰として裁判終了後に「お尻ペンペンの刑」を受けることを判決として定められた。 それは、教室の真ん中でお尻を剥き出しに晒した格好で男子全員にお尻を叩かれる……という、5年生になった女の子、とりわけこれまで隙を見せることすらなかった加央里にとっては、あまりに屈辱的で耐え難い仕打ちとなることは間違いない。 しかし、極刑を免れるために取り得る唯一の道は、その恥辱の刑罰を受け入れることだけだった。 |