さぁ、これで全員消毒OKね♪
それじゃあ、見学開始〜〜!!
・・・と、思ったそのとき、
「あら、まだ消毒が終わっていない生徒がいるわよ」
って、後ろから声が聞こえてきたの。
・・・・こ・・・この声は・・・・・まさか・・・・・・そんな・・・・・・・・・あたしが振り向いたその先にいたのは・・・・
「お姉ちゃん!!!」
あたしは、びっくりして叫んじゃった。
そう、この人はあたしの姉、椎野琴音(しいのことね)。
この病院のお医者さん。
つまり、女医さんなの。
「お姉ちゃん、確かきょうは出張だって・・・・・」
「な〜に?
毬音、あなたもしかして、あたしがいないときを見計らって、この病院に見学に来るつもりだったの?」
「あ・・・あの・・・そういう・・・わけじゃ・・・」
正真正銘血のつながった姉妹なんだけど・・・あたしの天敵・・・。
もちろん、お姉ちゃんの予想は大当たり。
お姉ちゃんがいないっていうから、この病院に見学にきたのに〜〜〜〜(涙)
なんで、いるのよ!
「ま〜だ、みんなの消毒が終わっていないでしょう。
毬音〜、1人だけ差別するのはいけないわ」
「え・・・ひ・・・ひとりって・・・だ〜れ?
みんなあそこは拭いたわよ・・・・・(汗)」
「あたし、はじめっから見ていたけど、まだ1人消毒が終わっていない子がいるわよ〜。
毬音のあそこはきれいかな〜?」
「え・・・え・・・っと・・・あたしは、ほら、きちんと下着つけてるし・・・・消毒の必要はないわけで・・・・・ね」
「あらっ、あなただけ特別なの?」
「そっ・・・あたしは、特別なの・・・」
「ふ〜ん、でも、それはあなたの学校でのお話。
この椎乃木病院では、特別扱いはないのよ」
「・・・・・・・・・いやっ!!」
あたしは、そう言って振り向いてお姉ちゃんから逃げようとした・・・んだけど・・・、
「毬音、フリーズ!」
お姉ちゃんのその言葉に、あたしの身体は、ピタッて止まったの。
そう、お姉ちゃんの催眠術は、あたしの家でもダントツ!。
あたしはもちろん、ママの催眠術よりも強力な「力」を持っているの。
あたしは、お姉ちゃんの催眠術で動けなくされちゃった!
「さ、諒子先生だったかしら?
この不肖の妹の消毒をお願いできるかしら?」
お姉ちゃんはそう言って、諒子先生の目をスッと見つめたの。
そしたら、諒子先生はあたしの催眠術よりも強力なお姉ちゃんの催眠術に操られて、あたしの方に・・・。
「先生、ダメ!あたしはいいの。
あたしは消毒しなくていいから、やめて!
ストーーーーーップ!!」
あたしは、瞳に力を込めながら諒子先生に「力」を送り込んだけど、いくら「力」を込めてもお姉ちゃんの暗示を破れない。
あたしの身体も、お姉ちゃんの催眠術で勝手に動いて、チェック模様のショーツを脱ぐと、みんなと同じように、右脚の足首に結んでいく。
そして、右脚を上げ・・・ちょ・・・ちょっと、上げすぎ!!!
「あら、やっぱり毬音は身体が柔らかいわねぇ〜。
もしかしたら、Y字バランスだってできるんじゃない?」
あたしは、病院のロビーの真ん中でノーパンのままでスカートを盛大にめくり上げながら、片脚でバランスさせられることになったの。
そ・・・そりゃぁ、あたし自慢じゃないけど、Y字バランスだってできるわよ。
でも、でもっ!
「そんな・・・こんなクラスメイトの目の前で・・・それにたくさん知らない人もいるのに・・・・こんなのやだっ!!!」
「あら、毬音、あんた、学校ではいつもこういうこと友達にさせているんでしょ〜。
たまには自分でやってみるのも勉強になるわよ〜♪
それに、あんたも知ってるでしょ。
この病院の中にいる人たちは、お医者さんも看護婦さんも、患者さんもみ〜んな、あたしとお母さんの催眠術にかかっているのよ。
だから、安心していいわよ」
「そんなの・・・・・・・・・・・・くひっ・・・・」
諒子先生が、あたしのあそこを脱脂綿で拭き始めた・・・。
やだ・・・やめてよぉ〜・・・・お姉ちゃんのバカ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!
結局、あたしもクラスメイトのみんなと同じように、あそこを消毒されて、そしてノーパンでショーツを足首に結んだ格好にされちゃったの。
「それじゃあ、毬音、またあとでねぇ〜。
お勉強頑張って〜」
お姉ちゃんは、そう言ってさっさと行っちゃった。
お姉ちゃんがいなくなってから、ショーツを戻そうとしたんだけど・・・だめ・・・お姉ちゃんの暗示にかかって、ショーツを戻せない・・・・。
あたしが、ひとり無駄な努力をしているところに、ママが来て、
「あらあら、お姉ちゃんにも困ったものね。
でも、仕方がないわ、きょうはそのままでお勉強するのね、毬音。
だって、琴音の暗示じゃぁ、わたしにだって解けないもの」
って・・・うぅ・・・・そんなぁ・・・・。
こうして、あたしたちの社会科見学が始まったの。
なんか、あたしの思惑とちょっと違った社会科見学になりそう・・・・・・。