バツゲーム! 〜甘い振動と羞恥心〜
2.振動と限界


 イスの上でしきりにもじもじして我慢している。セミロングの彼女は望まない刺激で快感を得ていた。しかしここは教室のど真ん中。それもまさに授業の真っ最中である。
(早く止まって・・・お願い・・・)
 継続的な弱い刺激は激しくないものの、彼女を追い詰めるのには十分すぎた。我慢しても我慢しても止まってくれない。
(・・・ッん・・・!)
 しかしローターは彼女の願いを知ってかしらずか、さらに強い振動へと変化した。危うく声が出そうになったが何とか我慢した。
(そ・・・そんなぁ・・・)
 ただでさえ異物がアソコに入っている・・・それが振動していた・・・それだけでも耐え難いのに振動が強くなってしまった。しかも彼女は・・・
(もうこれ以上我慢なんか・・・)
 今朝寸止めまがいのことをされ、トイレで友達に指で弄られ、しかも今まで振動に敏感な部分をかき回され続けてきたのだ。彼女の快感は高く上り詰めていた。
(そんなに・・・しないで・・・)
 両手でスカートの上から股間を押さえる。息が荒くなってくるが周りに気付かれないように振舞わねばならない。それは快楽の波に押し流されそうな彼女にとっては難しいことだった。
(だめ・・・だめぇぇぇぇっ・・・!)
 彼女が絶頂を迎えかけたその瞬間、ふたたびローターはぴたりと振動するのをやめた。彼女は震えながら動かなくなった。なんとか我慢しきれたとはいえ、いままで上り詰めてきたほてりがすぐに引くわけでもなく、別の意味で彼女を苦しめていた。
 彼女が時計を見ると・・・さっき見たときから5分も経っていなかった・・・。


「では今日はここまでだ。時間には早いがこれで終わる」
 チャイムが鳴る五分前に運良く授業は終了した。セミロングのきれいな髪をなびかせて、彼女は足早に教室から出た。
 下着の中はすっかり淫らな蜜で浸されてしまっている。純白の下着がそれを吸い取り、恥ずかしい模様を浮かび上がらせていた。幸い生地の厚いスカートにはシミが浮き出ていなかった。未だ衣替えの時期じゃなかったことが幸いしたようだ。
 彼女はトイレへと向かう。ひとまず人目のなるべくつかない場所へ行きたいのと、スカートの下、下着の中のこの恥ずかしい液体をふき取ってしまいたかった。歩くたびに寸止めされて敏感になったアソコの異物感で感じてしまう。あのあと何度か振動はしたがそれらはすぐに止まってしまった。彼女をおおきく追い詰めることはなかったにせよ、確実に快楽を蓄積させていった。
「んっ・・・」
 廊下を歩いているときだった。再び振動を開始した。今回のはそれなりに強い振動だったので思わず声が出てしまった。幸いまだ廊下には誰もいなかったので注目は浴びずにすんだ。
(そんな・・・こんなに・・・されたら・・・)
 再び彼女の官能が上っていく。しかもゆっくりであるがどんどん激しい振動になってきている。
(立って・・・られない・・・)
 しかしここは廊下の真ん中である。しかも後数分で他のクラスの生徒が出てきてしまうし、自分のクラスの生徒が通りかからないとも限らない。彼女は座り込みたくなるのを抑えてすぐ近くにあった器具室へ逃げ込んだ。
 ここは普段いろんなものが片付けてあり、休み時間にめったに人が入ることもなかった。彼女は中から鍵を閉めるとなるべく奥の方に入っていく。そしてそこで座り込んでしまった。
「はぁ・・・はぁ・・・」
 敏感な秘部を容赦なくいじめてくるそれにこれ以上我慢できなかった。彼女は最悪の場合を想定して下着を脱いだ。自分の恥ずかしい蜜をたっぷりと含んだ下着を見て恥ずかしさが増すが、今はそれどころじゃない。
「おねがい・・・止まって・・・お願い・・・んんっ・・・」
 小さな声で懇願するが、意思なき玩具が聞き入れてくれるはずはなかった。体のふるえが大きくなっていく。快楽を和らげようと足を閉じるが、内側からのそれを防ぐことは何もできなかった。
「あぁっ・・・あぁぁぁぁぁぁぁぁっ・・・・!!」
 次の瞬間、彼女の短いスカートの中から我慢して溜め込んだ大量の愛液が勢いよく流れてきた。閉じた足を伝い床に恥ずかしい水溜りを作る。大きな声を出してしまったが、幸い同時に終了のチャイムが鳴った。
 他のクラスが授業を終え、ざわざわしている音を聞きながら、彼女は放心していた。ローターの振動は絶頂を迎えた直後にまたピタリと止んでしまった。

―潮を吹いてしまった―

 学校で、器具室で、そんな恥ずかしいことを・・・。まさかこんなところで絶頂を迎えてしまうとは思ってもみなかった。
 スカートをめくり上げるといやらしくびしょぬれになった自分の恥部が露になった。恥ずかしい思いをしながら彼女はハンカチで自分の蜜を拭き始めた。
「あんっ・・・」
 アソコに触れたときに思わず変な声を出してしまった。敏感になった秘部は触れるだけでも甘い電撃が駆け抜けるほどにまで熱くとろけていた。
(こんなに敏感に・・・)
 彼女は感じないように気をつけながら愛液を拭いていく。そして立ち上がって再び下着を穿いた。股間に触れる冷たい感触と布による刺激。また甘い声を漏らしそうになったが何とか耐えることができた。
(どうしよう・・・)
 彼女が次に目を移したのは床にできた水溜りだった。今しがた自分がイッた時に吹いた潮・・・それが水溜りになっている・・・そう考えると彼女は顔から火が出るような恥ずかしさに襲われた。
 ここに掃除用具はない。一度取りに出て再びこの部屋に入ると怪しまれることは確実・・・。仕方なく彼女はそのままにしておくことにした。
「ん・・・」
 また微弱な振動。まるで彼女の羞恥心を煽りはやし立てるように彼女の股間をいやらしく刺激してくる。そしてまたピタリと動きを止めた。
「あふぅ・・・」
 甘い声と不安と安堵・・・いろんなものを混ぜ込んだため息が静かな部屋にこだまする。そういえば声が少なくなったようなきがする・・・。彼女は再びドアへ向かい、鍵を開け、少しだけ扉を開けて隙間から廊下を見る。今なら人はいない。どうやら移動教室らしい。
 彼女は静かに部屋を出た。
(確か次は・・・数学だったかな・・・)
 自分のクラスは移動教室じゃないということを思い出して少し安堵した。セミロングのかわいらしい女の子が時計を確認すると、休み時間もわずか。このまま教室に戻ることにした。くすぶっていた官能をようやく開放することができて、彼女はほんの少し元気よくなったようにも見えなくはない・・・
 しかしまだ一時間目が終わったばかり・・・彼女の一日はまだまだ長い・・・



●あとがき●
 どうもいふかです。最近はいい調子で書けてます。
 エロ小説は表現力を養うのにいいんだと前に友達から聞きましたが、まさにそうだと実感。淫喩・・・あ、失礼・・・隠喩を用いて表現していくのがなかなか難しい!よくみたら同じような表現ばかりがぐるぐると使いまわされてます(汗)自分の腕のなさに涙(T−T)
 さてさて前回、女の子の名前を出すのをすっかり忘れてました、アハハハハ(ぉぃ
 一度タイミングを逃すとなかなか出しづらいですね。このまま名前なしでいこうかなとも思ってたり・・・きついぜorz
 そうそう、私、ロックさんに手土産をとバイブチャリの動画を差し上げたかったのですが、いかんせんyahooの要領制限をはるかに越えてしまっているんです。一度結合して長くした動画をまた分割して送るのもなんかしゃくですし、ロック様によりおいしくいただいてもらうためにはやはり分割にはしたくないんですよ。なんかいい方法はないですかねぇ・・・
 とまぁこんな感じのものたりないお話ですが楽しんでいただけたでしょうか?え?おわりだって?まさか(笑)まだまだしつこく投稿させていただきますのでよろしくお願いします!



文章:いふかさん


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