バツゲーム! 〜甘い振動と羞恥心〜
6.迫る絶頂
「んんっ…」
三時間目の歴史の授業開始、小太りの先生が黒板に日本周辺の地図を張り付け、その横に詳細を書き込む。
理解しやすく、ノートも取りやすいということで人気の授業だが、今の優には授業の内容などまったく入ってこない。
「ふぁぁっ…あぁっ…」
先の休み時間でお仕置きを受けて絶頂を迎えさせられた余韻が抜けきれぬまま、膣内をローターに苛め抜かれている。
更にイかされたばかりで敏感なクリトリスも、皮を脱ぎ去り下着の下で淫らな自己主張をしている…。身じろぎをするたびに湿った布地が陰核を摩擦し、飛び上がりそうな刺激を彼女に刻み付けてくる。
「(このままじゃまたっ…)」
ナカでイッたわけではないため余計に快感のたまりが早い…実際問題先の授業から焦らされ続けているのと相違ないような感覚…。それは女の子の身体のしく
みがそうだからなのか、あるいは日常の中に放り出された破廉恥極まりない非日常による高まりなのかはわからない。しかし少なくとも彼女は今、つんとつつけ
ば坂を転がり落ちる石ころのようにゆらゆらと快感を行き来していた。
「(あっ…また強く…っせめて弱いままでいてくれたら我慢できるのにっ…)」
自動で振動の強弱を変更してくるローター。同じ振動のままなら慣れてきて少しは楽に過ごせるのかもしれないが、ランダムに強弱を変更したり、常に動き方を変えてくるため決して耐性がつかないようにされていた。
そのせいでかえっていやらしく振動を受け止めてしまう…。そうしてこの時間も淫らに股間を湿らせていたのだった。
「(イかないようにしなくっちゃ…)」
授業が始まってすでに半分の時間。脚をこすらせイスに座り直し、だましだましで快感を我慢してきた優。授業中に絶頂を迎えてしまうのはほかの生徒にバレてしまうかもしっれない…それ以上にここで絶頂を晒してしまうのはあまりに恥ずかしいので我慢し続けていた。
「(もしここでイッちゃったら…あっだめっ、考えたらだめぇっ…)」
この午前中の授業を受けていて、彼女自身気づいたことがあった。それは背徳感や羞恥心を掻き立てることを考えると余計に性的興奮を覚えるということ。
彼女自身認めたくないことだが、バツゲームを『させられている』こと、エッチな『お仕置き』を受けていること、また自分がこんな場所で『いやらしいこと
をしている』ということ…そんなことを意識してしまうとますます感じてしまうということを彼女自身うすうす気づいていた。
本人としては認めたくない様子だが、再度動き方を変えるローターにその事実を問い詰められているように再確認させられてしまうのであった。
「(どうしよう…またキちゃう…)」
もじもじしながら我慢を続ける優だったが、焦らされ焦らされ、お仕置きで火照った性感帯は絶頂を求めてしまう。いけない考えや興奮で絶頂へ登り詰めようとする波が彼女に押し寄せる。
「(またイッちゃいそうっ…今は強くしないでっ…)」
絶頂を迎えそうになる優。微弱な振動に押し流されそうになりながら欲を抑え込んだ。
「…んふぅっ…」
絶頂への波が引く。ホッと一安心するが、どこかじれったそうにため息をつく。
「(もう我慢できないかも…それに…そろそろおトイレにも行きたいし…。次の休み時間、おしっこしたらバレないようにおトイレでオナニーしちゃおう…)」
可憐な瞳を切なそうに潤ませながら授業が終わった時のことを考える。今日半日玩具に苛め抜かれて気づかなかったが、そろそろ尿意を感じてきていたのだった。
そして性的刺激もそろそろ我慢できなくなってしまっている。このまま次の授業でイッてしまったりするよりもトイレでイッてしまったほうが少しは楽になる。
周りに隠しておくことが限界、溜まり溜まった刺激がもう我慢できない…
そんな理屈を立てるが、本当のところ今までに彼女が経験したことのないようなイケナイ自慰の期待も胸中にはあった。
残りもう少し…時計を再度確認しようとしたその時だった。
「…!!」
ローターの振動が変化したのだった。徐々に強くなる振動が甘くとろけた彼女の秘所に容赦ない羞恥の仕打ちを与える。
「(待って!あともう少しなのにぃっ…!)」
声を殺しながら息を荒げる優。強く足をこすりつけながら必死で耐える。
ローターはまるで彼女の自慰をしようと考えていたことにお仕置きをするかのように彼女をどんどんどんどん追い詰める。
「(ダメッこのままじゃぁっっっ!!)」
体中がぞくぞくと震える…彼女は絶頂を予感した。しかし今まさに強い刺激に変わったローターは、そんな彼女を羞恥の絶頂へいざなおうとしている。
「(お願い止まって…!あぁぁっ…もぉだめぇっ…)」
歯を食いしばる優。避けられぬ絶頂感、せめて少しでも隠そうと短いスカートを最大限まで引っ張って隠そうとする。そんな抵抗も知らず、ローターは『強』のレベルへと達した。
「(あぁっイくっ…イくっ…ばれちゃうぅぅっ…あぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!)」
机に突っ伏しながら彼女は絶頂を迎えてしまった。
黒板をたたくチョークの音も、窓から差し込む運動場の砂に反射した光も届かず、ただただ深い深い羞恥の絶頂を迎えた。
キンコンカンコーン…
「お、もうこんな時間か、中途半端なとこで終わって申し訳ないな。それじゃぁ次は煬帝と運河の話から再開するぞ〜」
チョークの粉をはたくように手をパンパンする教師。黒板の地図を入れてきた鞄を拾い上げて撤収する準備に入る。
ざわめく教室の中、優は机に突っ伏して顔を真っ赤にしていた。
授業中にイッてしまった
そんな事実が彼女の湿った下着が物語っている。
絶頂後弱まってしまったローターに絶頂の余韻の上から弄られながら、深い深い絶頂の中、恥ずかしさ一つを置いて何も考えられなくなってしまっていた。
●あとがき●
こんばんは、いふかひなきものこといふかです。
間が空きましたが3時間目投稿です。
ぶっちゃけ時間の数と筋書とが合いませんでしたのでお見苦しい点もあるかもしれません(汗
内容も考えに考えた結果、「そういえばまだ授業中にイかせてないなぁ〜」なんて考えつつこのような話の流れに。
さりげなく次回への伏線も張りつつ、今日はこの辺で〜!
文章:いふかさん
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