「さぁ、始まりました。
聖女学園2年、高瀬真由美選手 VS 女体専用拷問ロボット!
特設闘技場から、実況しております。
一体、どのような戦いが繰り広げられることでしょう!」
女体専用拷問ロボと戦う真由美。
Tシャツとブルマという体操服姿ではあるが、下着を身に着けることができず、そしてブルマの股間には、大きくスリットが入って、脚を広げるとパックリ開いて女の秘部が露になってしまうという破廉恥衣装では、とても、身体を守る役に立つとは思えない。
それでも、真由美は果敢に拷問ロボに挑んでいった。
真由美が戦うのは2体のロボット。
1体は、主に女の身体を拘束することを目的とした大型ロボット。
そしてもう一体は、女体の敏感な部分に電極を当て、電撃刺激により相手を責める小型ロボット。
両方ともにヘリのプロペラを持っており、空中を自由自在に飛び回ることができる。
そんな敵を相手に、真由美は戦っていた。
電極ロボットの目的はわかっている……。
それをそこに近づかせるわけにはいかない。
小型の電極ロボットは、一撃でも加えることができれば落とせるほどにもろく頼りなさそうな機体である。
それを落とすことができれば……しかし、電極ロボットは、いつまでも高空で待機しており、真由美の攻撃圏内に近寄ろうとはしなかった。