第20章


 聖女学園の寮の部屋に朝日が入りこんできた。
 この寮の個室には、壁に窓がない代わりにすべての部屋に天窓がついており、天井から明るい日差しが部屋を照らし出していく。
 そうして、部屋の中がゆっくりと朝の淡い光に包まれていく中で、2人の美少女が身体を折り重ねるようにして、床で眠りについていた。
 部屋の中を照らし出す朝の光は刻一刻とその範囲を広げていき、その光の端を天使のような寝顔の少女たちへ伸ばしていく。
 朝の光の中に包まれたその少女たちは、そんな朝のすがすがしさにぴったりの天使のような穏やかな寝顔をしていた。
 しかし、そんな少女たちの汚れを知らないようは無垢な顔とは裏腹に、この少女たちは、この上なく淫らな姿で床に横たわっていた。

 1人のショートボブの少女はパジャマを着ており、もう1人のショートカットの少女はTシャツを着ている。
 しかし、少女たちが身につけているのは、それだけだった。
 その2人の少女の下半身は何にも覆われておらず、パジャマの裾、またはTシャツの裾からは、少女たちのかわいらしい割れ目が覗き見えている。
 1人の少女の割れ目には一切の飾り毛がなく、一筋の線がはっきりと浮き上がっている。
 もう1人のショートカットの少女の股間は、逆に黒々とした少し濃い目の叢で彩られていた。
 そして、下半身を丸裸のままで眠りについている少女たちの脚は、お互いに絡み合い、2人の恥ずかしい股間の割れ目をお互いの秘唇にぴったりと押し付けるようにして眠っていた。
 そして、その腰周りを中心として、大量の粘液が床に広がっており、きらきらと朝日を反射させて輝いていた。

 そう、この朝日の中に浮かび上がった少女たちは、きのうの夜、生まれて初めての快感をむさぼった由紀と、いつも以上に淫らに燃え、ルームメイトとの慰め合いに力尽きた希である。
 

「う・・・・うーーん・・・・」
 しばらくして、希は周りの明るさにまぶしそうに顔をしかめ、小さくうなりながらその目をうっすらと開けた。
(あ・・・朝?)
 まだ頭が眠っているため、自分の状態もよくわかっていない。
(あれ・・・どうして床で・・・・そう言えばきのうは・・・・・)
 と、ゆっくりと回転し始めた頭を使ってきのうのことを思い出そうとする。
 そして、何気なく周りに目を向けた。
 そして自分の足元の方を見て、その視界の中に自分の裸の股間と、同じように下半身を丸出しにして眠りについている由紀の姿を見た瞬間、きのうのことがはっきりと思い出された。
「あっ・・・・わ、わたし・・・・・由紀ちゃんと・・・・・」
 そう言うと、希は急いで立ち上がろうとした。
「あっ!!」
 希は、絡まった脚にバランスを崩しそうになりながらも、何とか耐え、床に手をつきながら、ゆっくりと由紀と脚を離して立ち上がった。
 そして、ふと思い出したように、横にある鏡を見た。
 そこには、上半身にTシャツだけを着て恥ずかしい下半身をすっぽんぽんにして立ちすくんでいるショートカットの美少女と、その足元にパジャマの上だけを着て下半身をさらけ出しながら眠っている美少女の姿があった。

「は・・恥ずかしい・・・・。
 きのう、こんな格好で由紀ちゃんと・・・・・・・。
 しかも、こんな鏡から丸見えのところで・・・・・」
 改めて目にした自分たちの格好に、前と後ろの脚の付け根を手で隠し、朝から真っ赤な顔をしながら希は小さな声でうめいた。
 

 希は鏡に背を向けるようにして由紀と鏡の間に移動すると、しゃがみこんで由紀に声をかける。
「由紀ちゃん、由紀ちゃん、起きて。
 朝よ。
 由紀ちゃん」
 希の呼びかけに呼応するように、由紀の顔がかすかに動く。
「う・・・・・ん」
 由紀は、うっすらと目を開けた。
(あれ、の・・・希ちゃん・・・・?
 ・・・ここ・・・・・・どこ・・・・・・・・・)
 由紀は、自分がどこにいるのか、そして何をしているのかさっぱりわかっていなかった。
(そういえば、わたし、きのう転校してきて・・・・・・
 寮に入って・・・・・
 希ちゃんとは同じ部屋で・・・・・・
 夜に・・・・・・・)
 そこからはよく思い出せなかった。
 ただ、何かとてつもなく恥ずかしかったという気分だけが残っている。

「の、のぞみちゃん・・・・・
 わ、わたし・・・・・」
 ようやく返事を返した由紀に、希は安心したような顔になった。
「よかった、由紀ちゃん。
 目が覚めた?」
「う・・・・うん」
 由紀はそう言うと、体を起こそうとして力を入れた。
 しかし、由紀の身体は思うように動いてはくれなかった。
 代わりに、身体の下になっていた部分が痛みと痺れを伴っているのがわかった。
 一晩中、硬いフローリングの上で寝ていたためである。
 身体が悲鳴を上げるのも当然のことだった。

 ようやく、上半身を起きあがらせた由紀は、まだ寝ぼけた目で、自分の足元を見た。
 そして、一瞬その視界に違和感を覚えた。
(あれ?わたしパジャマはいてない?)
 そこには、白い脚が伸びていた。
 そして、その視線をゆっくりと移動させていき、あるところまできたところで、
「ひっ!!」
 という声を上げて、だらしなく開いていた脚を閉じ、両手を股間のところに持っていった。
 そう、由紀はここではじめて自分が下半身丸裸であるということに気づいたのである。
「え、ど、どうして・・・・・・な、何もはいていないの?」
 必死に自分の股間を隠しながら、誰にともなく疑問を投げかけた。
 

「由紀ちゃん、きのうのこと覚えてない?」
 希は、目の前で身を硬くしている由紀に声をかけた。
「きのう、由紀ちゃん、寮の催淫剤に侵されて・・・・・・そして・・・・・」
 希はそこまで言うと、顔を真っ赤にしてうつむいてしまった。
(え、き、きのう・・・・催淫剤・・・・・?
 わ、わたし・・・・・・・)
 少しずつ、由紀の頭の中にきのうの恥態が浮かび上がってきた。
(わ、わたし・・・・きのう・・・・・・・・・・・・・・・)
 ふと、由紀は自分の腰の周りを中心に床が濡れているのに気がついた。
 由紀は、股間を隠している片手をゆっくりと離して、床に広がっている液体に触れてみた。
 その液体は、ねっとりとしており、指と床の間に糸が引いている。
(こ・・・・これ・・・・・・もしかして・・・・・・・)
 言葉を失っている由紀に、希が話しかける。
「そう、こ・・・これは、由紀ちゃんと・・・・・そしてわたしの、・・・その・・・・・いやらしいことをしたときの・・・恥ずかしい跡よ」
「え・・・あ・・・・」
「きのう、由紀ちゃん、催淫剤に耐えられそうになかったから・・・・・て、手伝ってあげたの。
 でも、わたしもだんだんたまらなくなってきちゃって、最後に2人で・・・・・あの・・・・その・・・あ、あれ・・・しちゃったの・・・・」
 希は、真っ赤な顔でうつむきながら、恥ずかしい告知をした。
「わたし・・・・きのう・・・い、いや・・・は、恥ずかしい・・・・・」
 今にも泣き出しそうに目を潤ませている由紀の肩に手をかけるようにして希は続けた。
「そんなことないわ。
 わたしだって、恥ずかしいことしちゃったんだもん。
 ここの寮にいる女の子はみんなあんなふうになっちゃうの。
 ちょっと由紀ちゃんは催淫剤をたくさんつけちゃっただけ。
 由紀ちゃんのせいじゃないわ。
 わたしだって・・・・・ね」
 そこで由紀は、初めて希も自分と同じように下半身裸になっているのに気がついた。
「ここでは、仕方がないの。
 毎日夜になると、みんな恥ずかしいことをしてしまうの。
 決して耐えることはできないわ。
 だから、気にしないで。
 恥ずかしい気持ちはわかるけど、我慢するの」
「う・・・うん」
 由紀は、複雑な気分に暗くなりながらも、必死に慰めてくれている希に返事をした。
 

「それじゃあ、早く着替えましょ。
 学校に遅れちゃうわ」
「え、もうそんな時間?」
 時計は、朝の7:00を指していた。
 学校は朝8:30からである。
 あと1時間半しかない。
 しかも、ある程度早めに行かなくては、時間内に教室にたどり着くことはできないだろう・・・。
 着替えて朝食を取ったらすぐに学校に行かなくてはならない。
「でも、こんな身体で・・・・・」
 由紀は、汗と愛液とでベトベトになった身体を見まわした。
 とても、このままで服を着られない。
「うん・・・・本当は、シャワーを浴びてから行きたいけど、今日は時間がないわ。
 仕方がないから、タオルを濡らして拭きましょう。
 あ、でも、このままじゃ洗面所にも行けないわね。
 何か着なくちゃ」

 当然、個室の中には洗面台はない。
 共同の洗面所まで行かなくてはならないのだ。
 そこにこの格好のままで行くことはできない。

 希は、片手で股間を隠しながら立ち上がり、少し離れたところに落ちているショーツとショートパンツを手に取った。
「だめだわ・・・・」
 そのショーツとショートパンツは、股間のところがビショビショに濡れて透け透けになっており、とてもはくことはできそうにない。

 由紀も、自分の足元に落ちているパジャマとショーツを見た。
 それは手にとってみるまでもなく、生地の全てが淫らに湿っていて、明らかに身につけることができないのがわかってしまう。
 由紀は、泣きそうな顔をしながら、もじもじと動き、そのパジャマとショーツを手に取ると、それをどうしようかと戸惑った。
「あ、由紀ちゃん、汚れた下着や服はこの籠に入れるの」
 希はそう言いながら、ショーツとショートパンツを籠に入れた。
 恥ずかしいシミに汚れきったショーツとショートパンツを入れたその籠には、「のぞみ」と名札がついている。
 その横には、「ゆき」と名前の入った籠が置いてあった。
 

 希は、鏡に対して横向きになりながら股間を手で隠しつつ、タンスの方へと歩いていく。
 1つの引出しを開けて、その中からショーツを1枚取り出すと、ちょっと躊躇した後に手を股間から離して両手でショーツを広げ、急いで脚を通した。
 まだ完全に乾いていない股間と、そして一晩中愛液の中に浸されたお尻から、気持ちの悪い感触が感じられる。
 希は、一瞬顔をしかめながらも、ショーツを上げた。
 ようやく股間を隠した希は、きのうとは色違いのショートパンツをはいてから、隣の引出しから由紀のショーツを1枚取り、それを持って、由紀の方に戻っていった。

「はい、由紀ちゃん、下着よ。
 あ、でもちょっと待って。
 そのままはいたんじゃ、だめね。
 一旦拭かないと・・・・」
 希は、手にした下着を由紀に渡しながらも、そのままではまずいと思った。
 由紀の股間は希以上にビショビショに濡れている。
 まるで、おもらしをした後のようである。
 しかも、いまだにその愛液の水溜りの上に座りこんでいるのだ。
「今、タオル濡らして持ってくるから、ちょっと待ってて」
 そう言うと、希はタオルを2枚持って、廊下へと出ていった。
 その姿を見送る由紀だったが、ようやく呆然としていた頭が働き出し、自分の状態を認識し出した。
(早く、このいやらしい水溜りから出なくちゃ・・・。
 や、やだっ!ドアから中が見えてる!!)
 由紀は、部屋の中が、廊下から丸見えであることに気がついて、さっと立ち上がった。
 今は、廊下に人がいないが、誰かが通りかかれば、余りにも惨めな姿を晒しものにしてしまう。
 いや、マジックミラーを通して、既に晒しものにされてしまっているのは明白である。

 由紀は、逃げ隠れすることのできないこの部屋の中で立ちすくみ、片手は股間を隠し、もう片方の手には濡れたパジャマとショーツを持つことしかできなかった。
 部屋の中でおろおろとしながらも、手に持った濡れた衣類を、希の言うとおり自分の名前の入った籠に入れた。
(なんで、籠に名前がついているんだろう?)
 不思議に思いながらも洗濯物を籠に入れたところで、後ろから希の声が聞こえてきた。
 どうやら、その間に廊下を通った人はいなかったらしい。

「はい、由紀ちゃん、タオル。
 とりあえず、これで身体を拭いてしまいましょ」
 希は2枚のタオルのうち1枚を由紀に渡して、もう1枚で自分の身体を拭き始めた。
 由紀も、希からタオルを受け取ると、ベトベトになった身体を拭き出す。
 

 希は、濡れたタオルをTシャツの中へともぐりこませ、鎖骨から胸、そしてお腹の辺を拭いていく。
 そして、あらかた拭き終わった辺りでタオルをTシャツの中から出し、服で隠れていない部分、腕や脚を丹念に拭いていく。
 そうして、大体拭き終わると、自分が鏡に背を向けているのを確認してから、ショートパンツのホックを外し、ファスナーを下ろした。
 そして、左手でショーツのゴムを引っ張って股間の黒々とした繊毛を覗きこんでから、顔をわずかに赤らめながら、タオルを持った右手をショーツの中へ入れ、タオルを股間へと導いていった。
 まずは、叢に覆われた恥丘の辺りを拭き、それから、少しずつタオルを奥の方へと進めていく。
「んくっ!」
 タオルのざらざらした感触が希のクレヴァスの中に隠れていたクリトリスに触れた瞬間、希は一瞬顔をしかめる。
 希はそこを余り刺激しないように、そおっとタオルをさらに奥に進めていく。
 ようやく、タオルは希の淫裂に触れた。
 希は淫裂の外縁部を丹念に吹いた後、指先にタオルを巻きつけるようにしながら、ゆっくりと割れ目の入り口付近を拭いていく。
「んっ・・・・んふぅ!!」
 希は、いまだに敏感に感じてしまう粘膜への刺激に低くくぐもった声を出しながら、割れ目を拭き清めていった。
(きのうは、すごく激しかったから、まだ敏感になってる・・・・。
 いつもは、こんなことないのに・・・・・)
 希は、いつもより敏感に反応してしまう自分の身体を抑え込みながら、股間を清めていった。
 そして、お尻の穴の方までタオルで拭いた後、一旦ショーツからタオルを出して、今度は後ろの方からショーツの中に手を入れていく。
 そして、お尻の肉についていた愛液の跡を拭いていった。
 ようやく、全身をタオルで拭き、さっぱりした希はそのタオルを自分の洗濯籠の中に入れた。
 

 一方、由紀の方も身体をタオルで拭いていた。
 とはいえ、希と違って由紀はまだ下半身が丸裸であったため、由紀はまずショーツをはくために股間から拭き始める。
 由紀は、鏡に背を向け、かわいらしいお尻をなるべくパジャマの裾で隠すようにしながら、股間を拭き始めた。
 まず、由紀はスリットが丸見えの無毛の恥丘を拭く。
 希と違って飾り毛が生えていない由紀は、簡単にそこの汚れを拭き取ることができる。
 それから、少しずつタオルを下ろしていった。
「くひゃっ!!」
 由紀もまた、希と同じようにクリトリスに触れた瞬間、かわいらしく喘いでしまった。
 しかし、由紀の股間にはいまだに催淫剤の効果が残っているのか、希以上に強烈な刺激を伴った。
 由紀は、タオルが自分の敏感な肉芽に触れた瞬間、内股になり、膝を折るようにしてしゃがみこんだ。
(あ・・・・わ、わたし・・・・まだ感じちゃってる・・・・・)
 ちょっとクリトリスに触れただけで、腰が抜けそうになった由紀は、クリトリスの周辺を拭くのを諦め、さらに奥の方へとタオルを進めていった。
 そして、淫裂の周りの肉を押し込むようにして拭いていった。
「はぁ、はぁ・・・・んっ・・・・・・」
 由紀は、なるべく刺激を与えないようにとゆっくりと拭くのだが、タオルのざらざらとした感触からはどうしても逃れられない。
 タオルで大陰唇を拭きながら、由紀は恥ずかしい声を漏らしてしまった。
(だ・・・だめ、感じちゃだめ・・・・・)
 由紀は身体の奥から湧き上がってくる官能の波を必死に食い止めて息を整えると、手に少しだけ力を入れて、タオルを割れ目の中へと押し込んでいった。
「んあっ!」
 由紀は割れ目の内側を拭こうとし、大陰唇の奥、小陰唇に触れた辺りで、背筋をピンと伸ばして、またもや喘ぎ声を上げてしまう。
(だめだわ・・・これ以上拭けない・・・・)
 由紀は、これ以上続けるととても耐えられそうにないと思い、仕方なくタオルを股間から抜いた。
 まだ、完全に股間がきれいになったわけではないが、あらかたの愛液は拭き取ってある。
 由紀は、最後にお尻の肉についた愛液を拭き取ると、ようやくショーツに脚を通した。
「ふぅ・・・・」
 思わず、安堵のため息が出る。
(さ、早く拭かなくちゃ)
 由紀は、パジャマの上着のボタンを下から2個ほど外して、そこから手を入れると、胸元からお臍にかけて、汗でベトベトになった上半身をタオルで拭いていった。
「あひっ!」
 タオルが乳首に触れた瞬間、由紀の身体が恥ずかしい反応を示す。
 しかし、何とかその官能の波を食い止めながら上半身を拭いていく。
 そして、ようやく全身を拭き終わったころには、パジャマの上に尖った2つの突起がはっきりと浮き上がっていた。

 全身を拭き終わった由紀は、希を見る。
 希は既に身体を拭き終わっていた。
「あ、タオルは洗濯籠の中に入れちゃって」
 由紀は希の言う通りに、たった今自分の身体についた汗と、そしていやらしい液を拭き取ったタオルを籠の中へと入れた。
 

「さ、朝食を食べに行きましょ。
 由紀ちゃんも、下に何か着て。
 いくらなんでも、下着姿ってのは・・・・ね」
 由紀は、ショーツをはいたところで安心してしまい、いまだに上半身パジャマ、下半身はショーツのみというあれれもない格好で立っていた。
「あっ!!!いやだ!」
 由紀は、ようやく自分がまだ恥ずかしい格好をしていたということに気がついて、急いでタンスの方に行き、適当なズボンをはいた。
 

 そして、2人は部屋を出て、食堂へと向かった。


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