第34章
少女たちの体操着の恥辱の鑑賞会は授業開始のチャイムが鳴るまで続けられた。
その間、ついさっきまで身につけ、そして恥ずかしく濡れてしまった体操着を、思いのままに男子たちに辱められた少女たちは、皆、自分の席で真っ赤な顔をしてうつむいている。
特に、由紀は初めての経験のため、身体を自分の腕で抱きしめるようにして、椅子の上で震えていた。
「由紀ちゃん・・・我慢して。
もうすぐ休み時間も終わりだから」
「う・・・うん・・・・・で、でも・・・・・・」
由紀は、そう言ったきり黙り込んでしまった。
そして休み時間終了のチャイムが鳴った。
さすがに、チャイムが鳴るとブルマーの品評会を開いていた男子生徒たちも自分の席に戻る。
しかし、これから明日の朝まで、この見るも恥ずかしい体操着を教室の後ろに飾っておかなければならないのである。
少女たちの恥ずかしさは計り知れないものであった。
そして、授業開始のチャイムが鳴って数分後、先生が教室にやってきた。
3時間目の授業の開始である。
3時間目は国語であった。
そして教室に入ってきた先生は亜紀子であった。
この学園では、クラスが少なく、また生徒数も普通の学校と比べて著しく少ないため、余り多くの教師がおらず、その分、1人の先生の担当範囲が非常に広くなっているのである。
亜紀子は、主に文系教科の担当をしていた。
したがって、先日の英語に続いて、国語も亜紀子の担当科目となっている。
「はい、みなさん、こんにちわ」
亜紀子は、そう挨拶をすると、教室の中を見まわして、何かに気がついたような顔をした。
「あ、そっか、さっきの授業は体育だったのね。
どおりでみんないい顔していると思ったわ。
女の子たちも、かわいらしい表情しているし」
いや、少女たちは恥ずかしがっている表情をしているのである。
しかし、きのうの道徳の授業でもわかるように、女の子が恥ずかしがっている姿というのは、亜紀子にとってはかわいらしい表情なのである。
亜紀子は、そのまま生徒たちの間を通って、教室の後ろの方へと歩いていった。
「みんな、しっかり汗をかいたみたいね。
健康的でいいわよ。
うん、Tシャツがまだ濡れているわね」
そう言うと、亜紀子は教室の後ろにかかっている体操着の1つに手を伸ばして、その湿り具合を確かめた。
そして亜紀子は、Tシャツの湿り気を確かめると、次にTシャツの裾の下にかけてあるブルマーの方にも手を伸ばしていった。
「あら、このブルマー、股間のところがすごく濡れているわね。
えーっと・・・・これは希ちゃんのね」
亜紀子の声に希の体がビクッと震える。
「この濡れ具合は・・・・さては希ちゃん、廊下で逝っちゃったわね」
希は、亜紀子の指摘に答えずに、いや答えられずに目を瞑ってうつむいている。
「うーん、この感じだと廊下で逝っちゃったのは・・・希ちゃんと・・・由紀ちゃん、それから・・・・あら?
これ真由美ちゃんの?
真由美ちゃん、珍しいわね、こんなに濡らしているなんて」
真由美は、亜紀子の声を聞こえない振りをして無視している。
しかし、聞こえていないはずがない。
その証拠に、亜紀子の声が聞こえた瞬間、明らかに真由美の頬が赤く染まったのだ。
女子の周りの男子生徒たちは、亜紀子の言葉に反応して恥ずかしがる少女たちの姿とその表情を、うれしそうに、ニヤニヤとにやけながら見つめていた。
ようやく少女たちの体操着検査を終えた亜紀子は、教壇に戻って教科書を取り出した。
「はい、それじゃあ体操着のことはこれくらいにして、授業に入りましょうか。
えーっと、きょうは32ページからね」
亜紀子はそう言うと、気を取り直したように教科書を取り出し、パラパラとめくっていく。
「あ、きょうから新しいお話だったわね。
というわけで、きょうからは『不思議の国のアリス』をやることにするわ。
この学校にぴったりの題材でしょ」
亜紀子はそう言って授業に入っていった。
授業は滞りなく進んでいった。
授業の中で、由紀を始めとしてクラスの生徒たちは、この「不思議の国のアリス」の作者であるルイス・キャロルが数学者であったこと、そしてかなりのロリコン変態で、少女たちの裸の写真を撮るのが好きだったことなど、到底普通の学校では教えないようなところまで、亜紀子によって説明を受けていた。
(・・・あのお話を書いた人ってロリコンだったんだ・・・・・)
由紀は初めて知る事実に驚いている。
横を見ると、希も似たような表情をしていた。
(でも、そんな人の作品が、こんなに有名になって・・・・・「うぐっ!!」)
突然、由紀の思考が停止した。
「う・・・・・う・・・・・・・あ、あんっ!」
椅子のバイブが動いたのである。
ついさっき、廊下の三角棒の上で媚薬を塗り込まれて、そして絶頂を感じて果てた由紀の身体を再び燃え上がらせるのは、椅子の棒にとっては余りにも簡単なことだった。
「いや・・・・・そ、そんな・・・い、今は・・だめぇ・・・・・かき回されるぅ・・・・・・」
今回の椅子のバイブの動きは、振動するというよりは、うねうねとくねって、由紀の粘膜を撹拌するかのような動きをしている。
そう、このバイブは毎回違った動きで少女たちを苦しめるのである。
由紀は、今までとは違った動きを示すバイブに翻弄されていった。
なにしろ、きのうのきょうである。
慣れるわけがない。
既に1年間この学園で生活をしているクラスメートたちでさえ、この椅子には慣れることができないと言っているのだ。
たった1日しか経験していない由紀には、耐えることすらも難しいのである。
(う・・・うぁぁ・・・・・・ひ、ひぃっ・・・だ、だめっ・・・そ、そんなにしたら・・・こ、声が・・・・)
由紀は、無意識のうちに漏れそうになる声を、必死の思いで食いとめていた。
しかし、そんな由紀の努力をあざ笑うかのように、椅子のバイブは、勝手気ままに由紀の膣と肛門をこねくり回す。
由紀は、両手で股間をかばうように押さえながら、上半身を机にうつむかせて、懸命に耐えていた。
だが、それも時間の問題である。
(だ・・・だめ・・・・・もう、耐えられない・・・・・・あぁぁぁ!!)
「んっ・・・・くっ・・・・・んあぁ!!!」
由紀は、とうとう淫らな声を上げてしまった。
「あらあら、由紀ちゃんの椅子が動いているみたいね。
ほら、みんな、由紀ちゃんばっかり見てないで、こっちを見る」
由紀の喘ぎ声によって説明を中断された亜紀子は、由紀の姿を見ながら、笑顔でそう言った。
(い・・・いや・・・・・言わないで・・・・・・・見ないでぇ・・・・っ!!)
必死に恥辱の罠から逃れようと我慢している由紀の努力の甲斐もなく、椅子のバイブはどんどん激しさを増していく。
「あっ!やっ!だめっ!!
うぐぅぅ・・・・・んっ・・・・・・・」
もう由紀は、声を抑えることがほとんどできなくなってしまっていた。
(あぁぁぁ・・・・・さ、さっき・・・・あんななっちゃったばかりなのに・・・・・・ま、また・・・・・・・・・・)
既に、由紀の腰は椅子の上で激しく震え、上下小刻みに動いて、いやらしいダンスを披露していた。
と、それを見つけた亜紀子が、由紀に追い討ちをかける。
「由紀ちゃん、授業中に腰なんか振ってちゃダメよ。
きちんと授業に集中するの」
(こ・・・腰・・?
い・・・いや・・・・・・止まらない・・・・・・止まってぇ・・・あひぃ!)
もう、再三にわたって媚薬に侵され、さらに何度も絶頂を感じた由紀の腰は、本人の言うことをきいてはくれなかった。
バイブの動きに合わせるように、円を描き、上下に動いている。
その動きに合わせて、こちらも本人の意思とは無関係に反応している由紀の淫裂からほとばしったラブジュースが、ニチャニチャと粘ついた音を立てながら、白銀の飛沫を上げていた。
(あ・・・あ・・・ま、また・・・・くるっ!きちゃうっ!!・・・・・いやぁ!!!)
由紀の理性がどこかに飛んでいきそうになった瞬間、何の前触れもなく、椅子のバイブが動作を停止した。
(あ・・・そ・・そんな・・・・・・・もう・・・・・・)
ようやく椅子の刺激から解放された由紀であったが、それは由紀の理性の望みではあっても、身体の望む形ではなかった。
その証拠に、力尽きるように机に突っ伏している上半身とは裏腹に、由紀の腰だけは、いまだにガタガタと揺すられている。
しかし、椅子に立てられた棒は余りにも細い。
それ自身がそれなりの動作をしない限り、少女を高みに突き上げることはできないのである。
由紀の身体は、決して得られることのない快感を求めて、淫らな腰振りダンスを晒すのだった。
ようやく理性を総動員させて体の動きを制した由紀であったが、上半身を満足に持ち上げることもできず、机の上に両肘をついて、「はぁ、はぁ」と荒い息をしながら、机の一点を焦点の合わない眼で見つめていた。
そうして、授業が進んでいくうちに、瑞穂、希、真由美、綾の順番で椅子のバイブが動作した。
バイブが動くに従って、少女たちは、身体をいやらしく震えさせ、くぐもった声で喘いでしまう。
そして少女たちがいじめられるごとに、周りの男子たちの視線は集中し、また亜紀子の注意が飛ぶ。
しかし、亜紀子の促す注意は、生徒たちを諌めるというよりは、辱められている少女たちの羞恥心をかきたてるという効果しか持っていなかった。
全ての少女たちが等しくバイブの洗礼を受けて、教室全体に、気だるく甘い匂いが香ったころ、亜紀子は生徒たちに文章の朗読をさせていた。
生徒たちが当てられて、教科書を朗読すると、亜紀子がその部分の説明をしていく。
少女たちの淫ら責めとはうってかわって、授業自体は至ってまともに進んでいった。