第39章


 5人の少女たちは、次の授業の準備をしていた。
 そう、音楽の授業の準備である。
 とはいえ、用意といっても大した用意がいるわけではない。
 ただ、音楽の教科書を持てばいいだけだ。
 だが、この学園の少女たちには、それだけでは済まない問題もあった。
 そう、音楽の授業はこの教室ではなく、音楽室で行うのである。
 すなわち、再び、少女たちは、あの恥辱にまみれた廊下渡りを披露しながら移動をしなければならないのである。
 それも、さらなるオプションつきで・・・。
 

 さっき、教室の後ろで立ち話をしていたとき、少女たちは次の授業が音楽であることを思い出し、そして、その瞬間から表情が一変してしまった。
 しかし、その変化の意味がわからない由紀は、恐る恐る希たちに聞いてみた。
「ねぇ、音楽って、どんな授業なの?」
(やっぱり、エッチな授業なの?)
 言葉には出さないものの、由紀の質問の本当の意図は、希たちにも伝わっていた。
 だが、希は
「えっ・・・あ、うん・・・・・・」
 と言ったっきり、口をつぐんでしまった。
 しかし、その顔の赤らみ具合を見れば、いかに日の浅い由紀にも、希が思っていることはわかってしまった。
(・・・やっぱり・・・・・・・いやらしい授業なんだ・・・・・体育みたいな・・・・)
 由紀も、うつむいてしまった。
「あ、そうだ、音楽だったら、早く移動しなくちゃ。
 間に合わなくなっちゃうわ」
 沈黙を破ったのは真由美の言葉だった。
 由紀は一瞬意味がわからなかったが、すぐに思い当たった。
 由紀が前にいた学校でも、音楽の授業は音楽室に行って受けていたという経験がある。
 それは聖女学園でも同様で、音楽の授業は別の教室で受けることとなっている。
 そして、それは再び、あの廊下を渡るということである。
 5人の少女たちは、いそいそと音楽の教科書を取り、それをリュック型のかばんに入れて背負うと、再び頬を紅潮させながら廊下へと舞い戻っていった。
 恥辱の廊下へと・・・・。
 

 ついさっき給食室から教室まで破廉恥な行進を終えたばかりの少女たちは、再び、順々に棒の上に悶え声とともに跨っていく。
 そして、音楽室に向けて、身体を揺すらせ、喘ぎながら進んでいった。
 たった今廊下渡りを終えたばかりの少女たちの股間は、既に大量の蜜を滴らせている。
 それは三角棒と少女たちの股間との摩擦を減らすとともに、少女たちの心の中の平静さを奪っていく。
 5人の少女たちは熱い吐息とともに、少しずつ、少しずつ前進していった。

 しかし、そんな少女たちの前に1つの関門が現われた。
 階段である。
 そう、この学園では、音楽室や理科室などといった特別教室は2階にあるのだ。
 そして、2階へはこの階段を上らなければならない。

(あ・・・、そ、そっか・・・こ、この学校って2階建てだったっ・・・け・・・)
 由紀は、ともすれば押し流されてしまいそうになる意識を、何とか保ちながら、クラスメイトたちに必死についていっていた。
 股間はビショビショに濡れていたが・・・・・。

 そして、その階段が由紀の前にも姿を現した。
「ひっ!!」
 由紀は、思わず絶句した。
 そう、由紀が目にしたものは、2階へと続く階段・・・・と、その階段に手すりのようにして斜めに取りつけられた、2本の三角棒であった・・・。
 

 少女たちは、一旦廊下の三角棒から降り立った。
 しかし、それは自由への開放ではなく、新たなる試練への準備でしかない。
 階段の三角棒に乗り移るために、廊下の三角棒から降りたに過ぎないのである。

 確かに、それは由紀の絶句に値するほどの異様さを誇っていた。
 階段には、廊下と同じような三角棒が、階段の傾斜に沿って2本並んで渡されている。
 そして、下から見上げて右側にある三角棒の上には、三角形の頂点の辺に沿って、ロープが1本張られていた。
 どうやら、そちら側が登り専用の三角棒であるらしい。
 とすれば、反対側、下から見上げて左側のロープも何もついていない三角棒が下り専用ということになる。

 廊下に降り立った少女たちは、端から見ても、恐る恐るという感じを隠し切ることもできない様子で、その階段上の三角棒へと近づいていった。
 

「こ・・・これが階段・・・・・」
 由紀は、目の前に現われた異形に、うめくようにつぶやいた。
「・・・そうよ。
 これが、私たち女子に使うことが許された階段なの・・・・・」
 由紀のつぶやきに、希が同じく目の前にそびえる傾斜三角棒に目を向けながら答えた。
 そして、さらに説明を促す。
「私たち女子は、この階段にかけられた棒の上に跨って、登らなくちゃならないの。
 ・・・この右側の三角棒の上に、ロープが張ってあるでしょ。
 このロープのごと棒の上に跨って・・・・そして、このロープをたぐり寄せながら登るの・・・・」
 由紀は、希の説明を聞きながら、その三角棒を見つめていた。
 希が説明している登り側の三角棒の上には、1本のロープが張られている。
 そのロープは、ある程度テンションがかかっているようだが、手で持てば、三角棒の頂点から10cmぐらいは浮かせることができるようになっていた。
 このロープの上から、つまり、ロープごと三角棒の上に跨って、そして登るとうことなのだ。
 だが、由紀はそれだけでは済まされないことに気がついていた。
(このロープ・・・・たくさん結び目がある・・・・・・)
 そう、このロープには、30cm間隔に大きな結び目がついており、その結び目は階段の下から上までびっしりと並んでいた。
「この結び目・・・・・・」
 由紀のつぶやきに、目をそらせながら希が答える。
「・・・うん・・・。
 この結び目は、たぐり寄せる手が滑らないようにっていうことで、ついているんだけど・・・・・・、でも・・・・・このロープの上に跨んなくちゃならないから・・・・・・・」
 希は、そう言ったきり、頬を赤らめて黙ってしまった。
「・・・やっぱり・・・・・」
 由紀もそう言ってうつむいてしまう。

 そう、この結び目は確かに手が滑らないように、引っ掛かりを設けるためにつけられているのだが、それごと股間で跨がなくてはならない少女たちにとっては、それ以上の効用を発揮することは疑いようもない。
 かつ、このロープは三角棒と同じ媚薬がたっぷりと染み込まされており、表面に妖しい光沢を見せている。
 こんなものが用意されていては、この階段を上りきるまでに、少女たちがどれだけの恥態を晒すことになるか計り知れない。
 

 この階段を前にして立ち止まっていた少女たちであったが、やがて意を決したような希の声が発せられた。
「いつまでもここにいても仕方がないわ・・・・。
 まず、私が登る・・・・・・・・。
 由紀ちゃん・・・・私の後からついてきて・・・・・」
 希は、赤い顔をしてそう言うと、ゆっくりとその階段に渡された三角棒へと近づいていった。
 どうやら、普通の廊下を渡ることはどうにか耐えられる彼女たちであっても、この階段の傾斜三角棒は、かなり辛いものであるようだった。
 

 希は、階段の少し手前から2階までまっすぐに伸びている三角棒の最下部に、ゆっくりと跨った。
「んふぅ・・・」
 三角棒の上の縄が希の淫裂に触れた途端、希の中に言い得ぬ桃色の波動が広がっていく。
 希は、身体の芯から湧き起こるその大波に流されないように、眉間に皺を寄せながら、ゆっくりとした動作で三角棒の上にその身を捧げていった。
 そして、身体が完全に三角棒の上に乗っかると、今まで身体を支えるために突っ張っていた両腕を離して、目の前に張られているロープを握る。
「んっ・・・」
 ロープを握るために両手を離したところで、希の全体重が股間・・・それも最も敏感な秘貝の1点に加わる。
 そして、それはロープごと三角棒の上の餌食になっている希の股間に、さらなる刺激として加わるのであった。
 それでも希は、上半身を前に倒し、目の前のロープをたぐり寄せるようにして、その破廉恥な登山を開始した。
「んぐぅ・・・・んっ・・・・・はぁ・・・」
 希がロープをたぐり寄せると、身体全体が上へと進んでいく。
 しかし、それは同時に、股間の割れ目がに食い込んだ縄に、秘肉が擦れていくということであった。
 身体が進むごとに、希のパックリと割れた淫裂をロープが摩擦していく。
 その刺激は、希の背筋をとおって、頭のてっぺんまで雷光のごとく貫くことになるのである。
「んあぁっ!!」
 希が、ロープに作られた結び目の1つを通過する瞬間、あられもない声とともに背筋がぴんと伸びた。
 そう、この傾斜三角棒を登るときには、ロープをたぐり寄せるためにどうしても前傾姿勢をとらざるを得なく、それはすなわち、少女たちの中でも最も敏感な肉突起であるクリトリスを、三角棒の頂点、そしてその上に渡された淫猥なロープへと押し付けることになるのである。
 そんな敏感な部分に対して、ロープに作られた結び目は、容赦のない一撃を加える。
 おまけに、この階段に至るまでにも、少女たちは媚薬たっぷりの廊下の三角棒の上を通過してきており、既に少女たちの秘唇はとろけて、恥じらいの蜜を垂らしてしまっているのだ。
 その刺激に耐えることは至難の技としか言いようがなかった。
 そのような凶悪にして淫猥な結び目は、2階まで30cmおきに実に30個近くも作られているのである。
 その上を通過しなければならない少女たちの苦痛と快感は、とても推し測ることすらできない。
 さらに少女たちを辱めるのはその姿勢であった。
 希の階段を進む姿を下から見上げる由紀の目には、この世のものとは思えない光景が映し出されていた。
 

 今、希は三角棒の上に両脚を開いて跨ぎながら、その上を走るロープを伝って、上へ上へと登っているのである。
 それはつまり、羞恥の開脚と前屈とを同時に行っているということでもあった。
 それもただの前屈ではない。
 斜めに置かれた棒の上を上ろうと前かがみになるということは、通常の廊下での前傾とは比べ物にならないほど前傾姿勢をとらなければならず、ほぼ三角棒と平行になるまで上半身を倒すことになるのである。
 それは、廊下三角棒の体勢をはるかに超える破廉恥度を誇っていた。

 階段の下にいる由紀の視線には、両脚を開いた中心で三角棒と縄を食い込ませて恥ずかしい蜜を滴らせている淫らに湿った唇と、そしてそのわずか上方で、まるで希の呼吸と同調しているかのように収縮を繰り返しているピンク色をしたかわいらしい菊の花が、無残に割り開かれたミニスカートのスリットを通して、余すところなく剥き出しにされていた。
 三角棒の上に跨り、上半身を倒してしまえばそこを隠す術は、この聖女学園の女子生徒たちには一切残されてはいない。
 最後の砦たるミニスカートさえも、その真中のスリットが左右に分かれ、本来の衣類としての機能を完全に放棄し、それに反比例するようにして、聖女学園の制服としての機能を最大限に発揮してしまうのである。
 希のそこは、廊下とそしてこの階段に仕掛けられた媚薬の力によって、既に流れんばかりの淫汁を垂れ流し、そしてひくついている。
 その聖なる蜜は、階段の傾斜に沿って置かれた三角棒の上を斜めに下り、由紀の目の前まで滴っていた。
 そして、希のうめき声とともにヒクヒクと震えるその秘肉からは、さらなる悦びの愛液がほとばしる。
 希は、ある間隔で全身を震わせるようにして仰け反り、あられもない声を上げていく。
 そして、その声の後には、必ず希の淫裂の中からいやらしい縄の結び目がムニュッと出てくるのであった。
 希は、ゆっくりとゆっくりとした動作でその淫らな坂を登っていき、そしてその動きの中で、何度も何度も恥ずかしい仕打ちをその身に受けていく。
 その恥じらいと苦しみは、下から見上げている4人の少女たちには手に取るように見て取れるのであった。
 何といっても、希は今、その辱めを最も忠実に再現する秘められし器官の全てを、剥き出しにしているのだから・・・。
 

 由紀は、目の前で女としてこれ以上の辱めがあるのだろうかと疑うような姿で登っていく希の姿を目にして、言葉もなく呆然としていた。
(な・・・なにこれ・・・・。
 廊下なんか比べ物にならないくらい・・・・エ、エッチで恥ずかしい・・・・・。
 そ、それに・・・・・耐えられるの、私・・・・)
 由紀は、目の前で繰り広げられる余りにも鮮烈な光景に、まるで自分とは全く別の世界であるかのような錯覚すら覚えた。
「こ、こんな・・・・うそ・・でしょ・・・」
 実際に目で見ても、信じがたい。
 しかし、それは現実であり、確実にこれから自分の身に起こることなのである。
「由紀ちゃん・・・こういう学校なの・・・。
 誰が考えたのか、誰がこんなスケベなものを思いついたのかは知らないけど、私たちにはどうすることもできないの」
 真由美が、由紀の後ろから小さな声でささやきかけた。
「そうですわ。
 どんないやらしい仕掛けであっても、この学校ではルールは絶対なのです。
 いえ、いやらしい仕掛けであればあるほど、強い強制力があるといってもいいかもしれません」
 瑞穂もまた、希の恥態を目にして顔を真っ赤にしながらも、由紀に語りかけてきた。
「綾たちも、あれを登んなくちゃだめなの・・・・」
 綾は、既に瞳を潤ませている。
 普通の廊下の三角棒でさえ苦手の綾は、この階段がことのほか怖いようである。
 

「由紀ちゃん・・・次登れる?」
 真由美が、真剣な面持ちで問い掛けた・・・。


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