第46章
5人の女子生徒たちは、ようやく音楽室に入ることができた。
これで、5人の少女たちは、ようやく、ほんのつかの間の安らぎを得ることができた。
自分たちの教室からこの音楽室に至るまでの間、彼女たちは廊下の真中で恥ずかしいところを完全に剥き出しにされ続け、そこを隠すこともできずに歩いてきたのだ。
1階の廊下では三角棒に辱められ、階段ではさらに凶悪な三角棒とロープに翻弄され、そして2階の廊下ではそうしてはしたない姿に成り変った少女たちの秘部を、余すところなく晒しものにさせられながら、ようやくここまでたどり着いたのである。
少女たちの淫辱は計り知れなかった。
そうして、何とか音楽室に到着した少女たちは、上気して赤くなった頬も冷めやらぬうちに、めいめいが席についていく。
「えーっと・・・私の席は・・・・」
しばらくの間、希の胸の中で涙を流し、ようやく涙をぬぐうことができた由紀は、音楽室に入って教室の真中できょろきょろと首を回す。
そんなかわいらしいしぐさで自分の席を探す由紀であったが、その両手は、しっかりと胸元とスカートの裾をガードしており、一部のすきもない。
たとえ、今までどんなに恥ずかしい目にあおうとも、そしてこれからどんなに淫らな目にあわせられようとも、彼女たちの羞恥心は決して消えることはないのである。
「由紀ちゃん、私たち女子の席はこっちよ」
希は自分の横できょろきょろとしている由紀を手招きして教室の真中までやってきた。
「私たち女子の席は、教室の真中の1列よ。
ほら、机に名札が貼ってあるでしょ。
あそこに座るの」
そう言って、希は自分の名札が貼ってある席に進んでいく。
「あ、私の名前だ」
由紀も、自分の名札を見つけた。
そこは、希の席の隣であった。
「隣だね」
希がうれしそうに言う。
「うん」
由紀もそれに応えた。
由紀と希は、ともに仲良しの女の子同士という感じのかわいらしいやり取りで、言葉を交わしていた。
そう、確かにこの姿だけを見れば、どこの学校でも見かけられる、単なる仲良し2人組の他愛のない女の子同士の会話だが、ついさっきまでこの2人を含むクラスメイトの女子5人は、女の子として最も恥ずかしい秘められし花弁を盛大に晒し、恥辱の限りを尽くしてここまでやってきたのである。
いまだ2人の頬は赤みが消え去ってはいなかった。
由紀は、自分の席を見つけた後、周りを見回してみた。
どうやら、女子の席は教室の真中あたりの5つの席で、5人の女子が横一列に並ぶようになっているようである。
そして、その女子用の席にはひとりひとりの名前が書いてある名札が貼られていた。
席の名札を見ると、前を向いて左側、すなわち窓側から、瑞穂、綾、由紀、希、真由美という順番に並んでいることがわかった。
希の話によると、女子の席順は毎時間変わることになっていて、適当なローテーションで座席の位置が変わっていくということだった。
由紀は、希に説明を受けながら、自分の席まで歩いていった。
(も・・・もしかして、ここの椅子にも・・・・・・)
由紀は、不安な面持ちでゆっくりと自分にあてがわれた席まで歩いていき、そして恐る恐る椅子を引いてみた。
(あ・・・・・)
そこにはこの学校に来てから初めて目にする、真っ平らな座面を持つ普通の椅子があった。
おまけに、その椅子の座面は、まるでソファのようにふかふかとしたクッションで覆われていたのである。
ちょっとした不安はよぎるものの、あの教室の椅子のような凶悪な淫棒がないだけ百倍まし、いやクッションがきいているとなれば、なお言うことなしである。
(よかった・・・・・ここの椅子は普通なんだぁ)
由紀は、心から安堵した表情をして隣の椅子に手をかけている希に顔を向けた。
希は、自分の椅子を引きながらも由紀の視線と、その意味に気づいて、
「あ、ここの椅子は教室のとは違って、いやらしい棒はついていないんだ。
ちょっと安心した?」
と、由紀に答えてくれた。
「うん」
由紀は即座に心からうなずいて返事をした。
だが、希はちょっと言いにくそうに、
「・・・でも・・・ね、さっきも言ったけど・・・・・・授業は普通じゃないよ。
それにこの椅子だって・・・・・」
と言って苦しそうな笑顔をたたえながら、席に座っていった。
「え・・・・あ・・・うん・・・・・」
由紀は、少し不安そうな顔をしつつも、久しぶりに触れる普通の椅子の感触に安心して、ゆっくりと腰を下ろすのだった。
そうして、5人の女子生徒たちが席につき、そして真中の横1列を占有する少女たちの前に2列、後ろに2列、合計20の席に、男子たちが自由に座っていった。
これで、ようやく全員の生徒が音楽室にそろい、席に着いたのだった。
音楽室に来るまでの間、男子たちは廊下で十分に目の保養をし、そして女子はまだ頬の赤みが抜けきってはいない。
そんな生徒たちの間を、昼休み終了のチャイムが鳴り響いた。
チャイムが鳴ると、音楽室の隣にある準備室の扉を開けて、1人の女性が音楽室に入ってきた。
そう、先ほど廊下を渡る少女たちを急かした女性教師、中宮香織であった。
(あ、この人が音楽の先生・・・)
由紀は、先ほど遠目に見た教師の姿をぼんやりと眺めていた。
サラサラしたストレートのショートの髪、黒目がちな大きな目、小柄な身体。
清潔そうなブラウスに膝上20cmほどのミニのフレアスカート。
童顔の顔と、何となく子供っぽい仕種が印象的だ。
一見すると、高校生ぐらい、いや由紀たち中学生と大して変わりないのではないかと思うほど、幼い感じのする先生である。
そして、今まで目にしてきた学園の教師たちとはちょっとタイプが異なり、きれいというよりはどちらかというとかわいいという部類に入る女の子という感じであった。
だが、どちらにしても美しいのには変わりがない。
そう、この学園の教師はみんな美人である。
それもそのはず、ここの教師たちは全員この学園の卒業生なのだから、美人以外の先生がいるはずがなかった。
香織は、教室の前の中央付近にまで進んで、
「みんなー、ちゃんと席に着いているわね。
えらいえらい。
結構ほかのクラスとかで教室に入ってくるのが遅い人とかいるのよね。
特に女の子なんだけど。
でも、このクラスはえらいわ。
きちんとみんな座っているもんね」
とうれしそうに言いながら、きちんと席に着いている生徒たち、特に真中の1列に座っている女子たちを眺めていった。
見かけと同じく、言葉にもどことなく幼さが漂っている。
「えーっと、真ん中の子が新しく来た子だよね。
うーん、確か名前は水野由紀ちゃんだっけ?」
「えっ、あ、はい」
由紀は声をかけられて一瞬言葉に詰まりながらも返事をした。
「まだうちの学校には慣れていないかもしれないけど、がんばってね。
確か、希ちゃんと同じ部屋なんだよね?
希ちゃん、しっかりサポートよろしくね」
「はい」
希の声に満足した香織は、早速授業に入ることにした。
「それじゃあ、まずはいつものやつからね。
はい、女子は立って」
香織の言葉に、クラスの少女たちが席を立つ。
周りの様子を見ていた由紀も、ちょっと遅れながらも席を立った。
「さ、まずは校歌の斉唱からよ。
あ、そういえば、由紀ちゃんはまだここの校歌知らないかな?」
「は・・・はい」
由紀はいきなり校歌斉唱と言われても、校歌などまだ知らない。
すると、香織が1枚の紙を取り出して由紀に手渡した。
「これが、うちの学校の校歌よ。
きょうは見ながら歌ってちょうだい。
でも、次の授業までには覚えてきてね」
「はい」
由紀はそう言って香織から歌詞カードを受け取った。
由紀が手にした紙には「聖女学園校歌」と書いてある。
(校歌・・・どんな歌なんだろう?)
由紀は、ゆっくりとその歌詞カードに目を通していった。
一通り目を通す。
(・・・・・・・ん?)
もう1度目を通す。
(・・・・・・・こ・・・・これ・・・・・・・)
さらにもう1度読み返す。
(・・・・・・や、やだ・・・・・・こ・・・この歌詞・・・・・・・・・・)
3度歌詞を読み返してみて、由紀は真っ赤な顔になりながら、その歌詞の意味するところを漠然と感じることとなった。
ふっと顔を上げて隣に立っている希の方を向く。
希は、由紀の視線を感じて目を合わせ、そして由紀の当惑の理由を悟って、小さく口を尖らせながらうなづいた。
そして小声で由紀に話しかけてきた。
「それがうちの校歌なの。
音楽の授業とか、集会のときに歌うことになっているわ」
「・・・・・でも、これって・・・・・もしかして・・・・・」
「・・・・そっ、多分・・・由紀ちゃんの考えているとおり・・・・・の意味よ」
「・・・・・・・・・・・・・・・・」
由紀はそのまま言葉を失ってしまった。
さらに希の小声の説明は続く。
「そして・・・ね、校歌は女子だけが歌うことになっているの。
男子は聞くだけ。
だから・・・きちんと歌わないとばれちゃうわ。
特に授業中は5人しかいないから・・・・・」
「・・・・うん・・・・・・そ・・・そだ・・ね」
「あんまり意味は考えないようにして歌うの・・・・・でないと声が出なくなっちゃうから・・・・・」
「・・・・・・・わ、わかった・・・・・・」
由紀と希の密談は終わったが、少女たちの恥ずかしい斉唱はこれからだった。
「それじゃあ、ピアノで伴奏するわよ」
香織はそう言って教室の前のほうにあるピアノの方へと歩いていった。
(あれ?・・・・・あれがピアノ?)
由紀は、香織の歩く先にあるモノを見て、一瞬それがピアノだということに気がつかなかった。
確かに、その形はピアノである。
形そのものは、誰が見ても竪型のアップライトピアノである。
だが、由紀が不審に思うのも当然だった。
何と、そのピアノは、その全てが透明なガラスでできているのである。
ボディ全体が見事なまでに透明度の高いガラスでできており、鍵盤にはうっすらと白と黒の色がつけられている。
そして、形の上で、ちょっとだけ普通のピアノと違う部分があった。
ピアノの下についている音色を変えるための3つのペダルの間隔が、かなり広めに取り付けられていることだった。
両端のペダルの間隔は1mもあるのである。
仮に普通のピアノであれば、このように生徒の方に背を向けて置いてあるピアノの鍵盤やペダルといったような部分の色形などわかるわけもないのだが、この透明なピアノは、背面から鍵盤やペダルといった表側の部品が完全に透けて見えていた。
(ガラスのピアノなんて・・・・・きれい・・・・・)
その幻想的なまでに美しい光沢と透明感を見せるピアノに、由紀は一瞬見とれてボーっとしてしまった。
そんな美しくも不可思議なピアノに向かって香織が歩いていき、そしてピアノの向こう側から生徒たちの方を向くような形で、椅子に座った。
そして、その瞬間、由紀のたった今抱いた感動の気持ちが、本質的な意味で間違いであることに気がついた。
そう、全てが水晶のようなガラスで作られたピアノは、確かに美しい。
しかし、その透明なピアノはただ単に美しさを追求したのではないということが、演奏者が席に着いた瞬間にはっきりとわかってしまうのだ。
そう、演奏者の全身はピアノの向こう側にいるにもかかわらず頭のてっぺんから足の先まで、全てが生徒たちに丸見えとなっていた。
そして、演奏者たる香織は、今ピアノを弾くために椅子に座っているのである。
香織のミニスカートの裾は少し持ち上がり気味となり、その分白い膝から太腿にかけてが露になる。
かろうじてミニスカートの中は影になっていて、その中を窺い知ることは難しいが、最前列にいる男子からはどうだか定かではない。
だが、それも杞憂に終わった。
「っ!!!!」
由紀はその光景に一瞬息を飲んでしまった。
香織は、ゆっくりとした動作で両脚を左右に広げ始めたのである。
そう、それは左右に大きく分かれているペダルに足をかけるためである。
しかし、その姿勢こそがこのピアノの真の目的でもあった。
香織は、ピアノの足元に設置されている左右のペダルにそれぞれの足を乗せた。
普通であれば、ピアノの中央付近に固まって配置されているペダルだが、このピアノでは、そのペダルが左右に1mも間隔を持って取り付けられている。
そして、その当然の結果として、香織の普通よりも短めのミニスカートが、さらにめくれあがり、また左右に広げられることとなる。
そうなると、もはや生徒たちの視線を遮るものは何もない。
1m以上も間隔のある左右のペダルに両足を乗せた香織の股間はいっぱいにまで広げられ、その最奥部分を生徒たち全てに明らかにしてしまっていた。
当然、学園の規律に従って、教師であろうとも下着の着用は禁止され、かつミニスカートの着用が義務付けられている。
そんな状態で脚を1mも開いてしまえば、その両足の付け根の部分に隠れているはずの女の部分を隠すことなど、どうあがいても不可能である。
そう、このピアノは透明なガラスでできているため、演奏者の身体を隠すことがないばかりか、半ば強制的に大開脚の体勢をとらせ、女の最も恥ずかしい部分を剥き出しにすることが最大の目的となっているのである。
たとえ教師であっても、下着の着用が許されないため、この破廉恥な罠からは逃れられない。
ましてや、女子生徒たちなどは、スリット入りスカートの制服を着ているため、もしピアノを弾かされでもすれば、さらにあられもない姿になってしまうことは疑いようもないほど確実である。
加えて、小柄な女子生徒の場合には、このペダルに脚がなかなか届かず、なんとか脚を伸ばすために椅子に浅く腰掛け、さらに腰を前に押し出すような格好をしなければならなくなる。
そんなことをすれば、さらにこの上なく恥ずかしい演奏となるに違いなかった。
そんなエッチな仕掛けいっぱいのピアノのために、男子はおろか、女子生徒までも、その香織の剥き出しの股間に釘付けとなってしまった。
(先生のあそこ・・・・・見えちゃってる・・・・・)
由紀は、香織の一挙手一投足を見続けていた。
だが、女子は起立しているため、ちょっと影になって香織の最重要部分ははっきりとは見えない。
一方、席に座っている男子生徒たちの視線には、まぎれもない香織の年の割に幼い性器が、ピアノのガラス越しに全て露にされてしまっていた。
どうやら、香織の陰毛は薄めらしく、うっすらと煙るような色の薄い繊毛が魅惑の肉の割れ目の周りを縁どりしているだけである。
そんな恥ずかしい姿を晒している香織は、ちょっと顔を赤らめながらも表情を崩さずに、
「それじゃあ伴奏するからね。
みんな、大きな声で歌うんだよ」
と言って、ピアノの演奏を開始した。
香織の美しく繊細な細指が、透明な鍵盤の上で踊り出し、両脚が的確にペダルを操作する。
香織の清楚な上半身と指先、そしてそれとは対照的に、はしたなく広げられ脚の動きに合わせて上下に動く両脚の付け根に揺れる繊毛と秘肉。
そして、音楽室に美しいピアノの音色が響き渡った。
流れるような前奏が教室内を埋め尽くす。
そして・・・・少女たちの歌声が、そのかわいらしい唇から紡ぎ出された。
淡く膨らむ 丘陵の頂き
茜に色づく さくらんぼ
恥ずかしそうに 震えて起きる
いと清らかな 乙女たち
二つに分かつ 双丘の奥には
セピアに窄まる 菊の花
小さくしわ寄せ 茶色く染まる
いとつつましき 乙女たち
聖なる丘の 渓谷に隠れる
紅き真珠の 宝玉は
無限の泉を 湧き立たせ光る
いと美しき 乙女たち
5人の少女たちの愛らしい口から織り出される歌声が、音楽室に満ち溢れる。
しかし、この一見美しい歌詞には余りにも淫らな意味が含まれている。
この歌は、微妙に詩的で間接的な表現ではあるものの、その意味するところは途方もなく淫らでいやらしいものなのである。
1番の「淡く膨らむ丘陵の頂き」とは、少女たちの愛らしい胸元を飾る微妙な乳房を。
そして「茜に色づくさくらんぼ」は、少女たちのつぶらな乳首を意味している。
2番の「2つに分かつ双丘」というのは、少女たちのかわいらしく幼い丸みを帯びたお尻の割れ目を。
そして「セピアに窄まる菊の花」は、少女たちの恥ずかしい窄まりであるお尻の穴を意味している。
3番の「聖なる丘の渓谷」は、少女たちの股間に広がる恥丘とそこに刻み込まれた割れ目を。
そして「紅き真珠の宝玉」というのは、少女たちの淫らな割れ目の中に隠れている最も敏感で恥ずかしい器官であるクリトリスを。
さらに「無限の泉」というのは、少女たちの淫裂から溢れ出る愛液を意味しているのである。
そう、この「聖女学園校歌」とは、まぎれもなく、この学園の女子生徒たちのかわいらしく美しい肢体のあらゆる恥ずかしい部分、全ての要素を織り込んだ性なる歌、そして淫らなる歌なのである。
したがって、この歌は、校歌とはいえ女子生徒のみにしか歌われることはない。
男子生徒は入学から卒業まで、この歌を歌うことはないのである。
だが、それは学園の少女たちにとって余りにも恥ずかしい仕打ちであった。
少女たちは、望まなくとも、この歌の歌詞の意味を、その身をもって正確に知ってしまっている。
そして、その歌詞の内容が、余りにも恥ずかしい意味であることを知りながらも、大きな声で歌わなければならない。
しかも、その恥じらい交じりの歌声を、こちらは歌っていないために第3者的に冷静な男子生徒たちに聞かれ、そして歌う姿を見られるのである。
これは、ある種拷問に近いものがあり、途方もない羞恥心にかられてしまうのだ。
それでも、少女たちは顔を染め、恥じらいを隠しきれないままに小鳥のように美しい歌声で淫らな音色を奏でるのであった。
一通り3番まで歌ったところで少女たちは一息ついた。
由紀も、初めて校歌を歌ったのだが、余りの歌詞に頬が熱くなっている。
何しろ、きのうまで乙女の純潔を守り、そして淫らとは縁遠い世界で暮らしてきた由紀にとって、恥ずかしい言葉を口に出すことなど生まれてはじめてのことだったのである。
直接的な表現はないものの、この学園で1日半もの生活をしてきた由紀には、おぼろげながらその意味するところはわかってしまっている。
その歌詞に現れる部分の全てが、今まで何も知らなかったにもかかわらず、この2日間で急速に意識させられ始めた自分の女としての弱点なのだ。
そしてその意味を知りながら恥ずかしい言葉を織り成すということは、うぶな由紀にとってまるで裸でいるよりも激しい羞恥心を強いられるのである。
(・・・こ、こんな歌・・・・・・・恥ずかしい・・・・・・)
由紀は、胸に手を添え、大きく深呼吸した。
だが、それは由紀に限ったことではなく、由紀の周りのほかの4人の少女たちも、頬を赤くし、恥じらいの表情を何とか収めようと呼吸を整えているのだった。