第47章
少女たちによる校歌斉唱が終わった。
その間、クラスの男子たちは、目の前で透明なピアノの向こうで大きく股を広げて演奏している香織の股間と、恥ずかしそうな少女たちの歌う姿を交互に見続けていたのだった。
校歌斉唱が終わると、ピアノを演奏するために大股を開いて恥部の全てをさらけ出していた香織は、ゆっくりと脚を閉じて、その魅惑の園を隠しながら席を立つ。
「はい、みんなきれいな声で、すごくよかったわ。
でも、もう少しはっきりと大きな声で歌った方がいいかな?
ところどころ、ちょっと声が小さくなったところがあったわね。
ま、それは今度の課題かな?
それじゃあ、座っていいわよ」
香織がそう言うと、まだ火照りが抜けきれていない少女たちは、恥ずかしそうな表情をたたえたままクッションの効いた座席に腰を下ろした。
少女たちのかわいらしいお尻がクッションにめり込み、そしてようやく少女たちを緊張から解放する。
と、由紀が隣の希にそっと声をかけた。
「希ちゃん、この・・・恥ずかしい歌・・・・よく歌うの・・・?」
「・・・・うん、何か行事があったり、集会のときとかはほとんど歌うことになるわ。
もちろん、女子だけで・・・」
「・・・・・そ、そうなの・・・・・」
「それに、ときどき歌の・・・・その部分に手を添えたりさせられることも・・・・・あるわ」
「て・・・手を?」
「うん、1番を歌っているときには胸に、2番を歌っているときには・・・・」
と希が説明をしかけていると、
「こら!
希ちゃん、由紀ちゃん、おしゃべりはダメ!」
と香織の声が割って入ってきた。
「は、はい!すみません」
「ご、ごめんなさい」
希と由紀は、縮こまって謝ったのだった。
由紀は、机の下で小さく「ゴメンね」の合図をし、希も小さくうなずいた。
「いい?みんな。
それじゃあ、これから音楽鑑賞をするからね。
おしゃべりしないで、きちんと聞くのよ」
そう言って、香織は教壇の脇にあるオーディオ装置の方に進み、CDをセットした。
「きょう聞く曲は・・・・」
香織がこれから流す曲の説明をする。
と、そこで香織は、ふっと思い出したように言葉を切って、
「あ、それから女子の椅子は鑑賞モードにしますからね。
じっくりと身体で音楽を感じるように」
香織は、由紀には意味不明のことを口にし、それから教壇の脇にあるスイッチを操作した。
「え、かんしょうもーど?」
由紀が、香織の言葉を不審に思って隣の希の顔を見ようとしたとき、突然由紀の身に異変が起きた。
いや、正確に言うなら由紀の身に起こったのではなく、由紀が座っている椅子に発生したということになるのだろうか。
突然、椅子の背もたれと座面からベルトが飛び出したのである。
そして、背もたれから出てきたベルトは由紀のおなかの辺りを、そして座面から出てきたベルトは由紀の太腿の中程をピッタリと閉じた形で拘束したのだった。
由紀は突然の出来事に一瞬無反応になり、その後、ハッとしたように自分の身体をよじってみた。
だが、背もたれと座面の脇から出てきたベルトは、由紀の身体を巻き込んだ後にきつく引き絞られたようで、おなかと太腿をしっかりと抑え込んでおり、まったく身をよじることすらできなかった。
(な、なにこれ!!)
由紀はその身体の自由を奪ったベルトに手をかけてみたが、指1本入る余裕がない。
由紀は不安な気持ちで周りのクラスメイトを見回してみた。
すると、由紀が座る列、すなわちクラスの中の5人の女子生徒全員が、この拘束をその身に受けていた。
だが、由紀以外の4人の少女たちは、恥ずかしそうな、それでいて悔しそうな表情を浮かべてはいるものの、驚いたような様子は見受けられなかった。
由紀は、恐る恐るといった様子で、隣に座る希に声をかけてみた。
「の・・・希ちゃん・・・・これって・・・」
希は、どこか諦めきったような表情で、由紀の方を振り返り、
「うん、音楽鑑賞するときはこうなるの・・・・。
わたしたちが椅子から立ち上がることができないように・・・・・・」
と弱々しく答えた。
「え?立ち上がれなくするために?」
由紀は、とっさに腰を浮かそうとしてみた。
だが、おなかと太腿を抑えられては、どんなに頑張っても、ぴくりとも立ち上がることはできない。
由紀は言い知れぬ不安にかられた。
「た、立てないって・・・・・まさか・・・・」
「うん・・・・・そろそろ音楽が流れ出すわ。
由紀ちゃん・・・、がんばろ・・・・」
不遇な少女たちが悲観に暮れているころ、香織はオーディオ装置のCDの再生スイッチを入れた。
数秒の沈黙の後、音楽室の壁に取り付けられたスピーカーから、荘厳なクラシックのオーケストラ演奏が鳴り響く。
そして、それと同時に、少女たちの身体の内部にも重く、そして淫猥なメロディーが駆け巡ることになった。
「はうっ・・・や・・・・んっ、な、な・・・なにっ?!
あ・・・あっ・・あぁ・・・」
由紀は、演奏の開始とともに眉間にしわを寄せ、両手を股間に押し付けるようにしてうめいた。
突然、由紀の下半身にジンジンと重くねぶるような疼きが広がり出したのである。
そう、何と音楽が教室に響き渡るのと同時に、由紀の座っている椅子のクッションの中で何かが蠢いたのである。
それもクッションのちょうど真中あたり、つまり由紀の最も大事で敏感な部分が接している部分でである。
そのクッションの中の「何か」は、クラシックのメロディーに合わせるようにして、緩急をつけて由紀の女の子の部分を蹂躙し出している。
その「何か」がある部分は、クッションの中で硬く盛り上がり、そしてその突起はメロディーに合わせて前に行ったり後ろに行ったり、伸びてきたり縮んでいったりと、実にさまざまな動きを見せた。
それはまるでローラーが入ったマッサージチェアのようである。
だが、その動きは、余りにも敏感な由紀の股間に、甘く切ない刺激を振りまくこととなっていた。
「あ・・・う・うんっ・・・・んひっ・・・・・」
由紀は、こらえきれずに小さな呻き声を上げてしまった。
そう、この椅子からもたらされる余りに甘美な刺激は、教室にあるバイブ椅子とは明らかに異なる感覚をもよおさせられてしまう。
教室にあるバイブ椅子が挿入による直接的な刺激を与えるものであるのと違って、この音楽室の椅子は、どちらかというとマッサージ、いや愛撫に近い間接的な刺激を性器全体に満遍なく施されるのである。
それも、音楽室にこだまするオーケストラの音楽が緩やかになると優しく、そして強くなると激しくというふうに、ひとときたりとも、その椅子に座る主に息つく暇も与えない。
「あっ・・・く・・ぅくぅ・・・」
由紀は嗚咽を漏らしながらも何とか身体をその刺激から逃がそうと、何度ももがいてみる。
だが、膝とおなかをベルトで止められてしまっては、どうやっても逃れることは不可能である。
ベルトにより上半身を背もたれに引き寄せられているため、前かがみになって我慢の体勢をとることすらもできないのだ。
由紀がわずかにできることといえば、手を股間に添えることと、首を振ることぐらいであった。
そしてそんな意味のない抵抗を示す由紀の股間からは、耐えきれずに漏れ出した悦びの蜜がとめどなく溢れだし、由紀が座る椅子のクッションに、無尽蔵に吸い込まれていった。
だが、そのはしたない身体の反応を食いとめる術は何一つありはしない。
椅子のクッションの中の「何か」は、由紀の股間を前から後ろまで満遍なく責め立てる。
はじめに、由紀の割れ目を割り開いて潜り込んだかと思うと、第一目標である敏感な肉芽であるクリトリスをねぶるようにいたぶり、そして、さらに肉ひだを割って小陰唇を刺激する。
そこで何度か行ったり来たりを繰り返して割れ目を少しずつ押し広げていくと、その「何か」は由紀の膣口に潜り込み、その淫猥な穴の入り口部分を、焦らすように刺激し続ける。
そうして、1つ目の女の穴を責め抜いた「何か」は、ゆっくりとその穴から抜け出すと、次の2つ目の羞恥の穴たる肛門に移動して、再度、侵入を試みる。
そうして、一通り由紀の女の部分を攻撃すると、今度は逆向きに後ろから前へと戻っていくのである。
このような動きが10フレーズごとぐらいに何度も何度も繰り返される。
由紀は、ただその破廉恥極まりない刺激に耐え、悶え、喘ぎ、そして蜜を垂らし続けることしかできない。
そして、そのはしたない姿は、前後の男子生徒たちにじっくりと鑑賞されてしまっているのだった。
(あぁ・・・んっ・・・み、みんな・・・見てるぅ・・・・あんっ・・・)
だが、それでも何一つ抵抗することができない由紀は、音楽に合わせてその身をくねらせ続けるのだった。
「あ・・・あ・・・・うぅぅ・・・・」
演奏がフォルテを見せると、由紀への愛撫も強くなる。
「んぅぅぅ・・・・あぁぁ・・・・・」
ピアノの優しい音程になると、由紀への愛撫もくすぐるように柔らかくなる。
「あっ・あっ・うっ・あうっ!」
旋律が軽快なリズムを織り成すと、由紀の股間にツンツンとスタッカートの刺激を送り込む。
「あうあぁぁぁぁ・・・・・んんぅぅぅ・・・・・・」
全ての楽器による重厚な和音が奏でられると、もういても立っても入られぬほどの刺激が、性器全体に擦り込まれるように送り込まれ、身の毛もよだつような快感が駆け巡る。
そしてその一つ一つの刺激に由紀の股間は忠実に反応し、クリトリスを勃起させ、秘肉をぷっくりと充血させ、秘貝の淫裂を綻ばせながら、大量の女汁を湧き立たせるのであった。
そんな息もつかせぬ淫戯に弄ばれながらも、由紀は、ふと視界の隅に隣に座る希の姿を捉えた。
(の・・・希ちゃんも・・・・・あぁぁ・・・)
希もまた、由紀と同じ運命の少女であった。
顔を真っ赤に染め、うつむきながら股間に手を添えて、無駄な抵抗をしている。
だが、やはりベルトに拘束された不自由な身体は、その抵抗を完璧に封じ込められ、嫌が応にも椅子に座る少女を、この淫靡なマッサージの虜にしてしまうのだ。
そして、それは由紀と希に限らず、真由美も瑞穂も、そして綾も、全く同じ境遇のもとで、眉間に皺を寄せ、この淫らな音楽鑑賞に身を委ねていた。
由紀の右隣に座る希は、必死に手を押しつけるようにして耐えている。
だが、ときおり背筋をぐっと伸ばして、何かにこらえようとしている仕種を示していた。
さらにその右隣、一番廊下側の席では、真由美が両手を膝のところにおいて、目をしっかりと閉じたまま座っている。
だが、膝の上で硬く握られた両手、全身に光り輝く玉のような汗、そしてときおり不意に震え出す下半身が、この勝気な少女の身に降りかかっている淫ら極まりない刺激の全てを語っていた。
由紀の左隣に座る綾は、幼い顔を前後左右に振り、愛らしいツインテールの髪の毛を揺らしながら、この苦悶に耐えている。
ときおり耐えきれずに、かわいらしい喘ぎ声が綾の小さな口から漏れるたびに、周りの男子生徒たちの顔がにやけていく。
そしてさらにその左側、一番窓側の席では、瑞穂が両腕で自分自身を抱きかかえるようにしながら、全身を震わせている。
瑞穂は、目に涙を浮かべながらこの恥辱の音楽鑑賞に耐えようとしているが、もはや身体はいうことをきかないようで、椅子をガタガタと揺らしながら、この逃げようのない快楽責めから逃れようともがいていた。
5人の美しい妖精たちは、この荘厳な音楽の旋律によって引き起こされる余りにも救いようのない淫猥な刺激に、息も絶え絶えになりながら、その身を淫らの奔流で泳がせている。
そう、それは香織が言ったように、音楽室に流れる重厚なクラシックオーケストラのメロディーを、淫靡な旋律として、少女たちの身体に、文字どおり身をもって体感させることとなっていくのであった。
約10分後、激しいフィナーレの旋律とともに演奏が終了した。
「あくぅぅぅ・・・・・!!」
「うんんんっぅぅ!!」
「はうぅっ!!も、もうだめぇ!!!」
「んきゃんっ!!」
「うぐぅ・・・・」
最後の最後でこれまでで一番激しく淫らな淫裂を弄ばれた、由紀を含む5人の少女たちが、口々にはしたない呻き声を漏らして背を仰け反らせた。
特に由紀は、この淫靡な音楽鑑賞のとめどない性の奔流に抗いきれずに、軽いアクメを迎えてしまっていた。
「はぁ・・はぁ・・・・」
由紀が甘い吐息を交えた荒い呼吸に身を委ねていると、ふっと身体を締め付けていた感触がなくなった。
音楽鑑賞が終わったことで、ようやく少女たちを束縛していたベルトの拘束が解けたのである。
少女たちを解放したベルトは、そのまま元通りに椅子の中に隠れてしまった。
由紀は、ベルトがなくなった瞬間どっと机に突っ伏した。
「・・・な・・・・なんだったの・・・・・はぁ、はぁ・・・・」
由紀は、いまだに、たった今その身に受けた羞恥の仕打ちをよく理解できていないようだった。
いや、この授業方式がこの学校の基本方針であることは、たった2日しかこの学校で暮らしていない由紀にも既にわかっている。
だが、それでもまだまだ無垢な由紀の心は、この学園のエッチなシステムに容易についていくことはできないのだ。
もっとも、もはや1年以上もこの学園で淫ら尽くしの生活を強いられている、ほかの4人の少女たちであっても、慣れることができないのだから、無理もないことなのだが・・・。
「さーて、みんな、よーく聴いたわね。
特に女子、しっかりと耳と身体で堪能したみたいね。
こうすると身体の芯から、音楽に溶け込むことができるでしょー♪
これからも、いろんな音楽を鑑賞しますからね。
耳だけじゃなく、全身で感じ取るのよ」
香織は、満足げな表情で生徒たちを眺めていた。
少女たちは皆顔を赤らめ、肩で息をしながら顔を伏している。
一方、男子生徒はそんな少女たちの恥じらいの姿を見つめて、生き生きとした表情をしている。
これこそが、音楽の授業のいつもの風景であった。