希が反省室に入ってから、しばらくの時が過ぎた。
その間、希は、ほとんど身じろぎもしないで座り込んでいた。
そして夕刻、日も暮れてそろそろ夕食の時間となった。
だが、反省室に入っている希は、食堂でクラスメイトたちと一緒に食事をすることはできない。
反省期間中の食事については、この反省室内で食べることになっているのである。
食事は、寮長が入り口のドアの下にあけられた小さな小窓から、トレイに乗せて反省室の中に配膳することになっていた。
反省室にいる希は、その食事を食べることになるのだが、両手を一切使うことのできない希は、トレイを机の上に運ぶこともできず、床の上に置いたままの状態で、顔をトレイに近づけて食べなければならない。
その、まるで犬か何かのような食事の仕方に、プライドの高い心に強い屈辱を感じる希は、その日食事に口をつけなかった。
とはいえ、これから2日間この反省室にいる間じゅう、食事をしないなどということは不可能である。
いずれは屈辱的な格好で地べたに張り付きながら食事を食べなければならないことは、希自身もわかっている。
そして、その屈辱を何度も経験している。
それでも、単なる先送りにしか過ぎないが、希は、その日食事を食べなかった。
そして、食事を食べないことの理由はもう一つある。
食べたものは出さなければならない。
それは、たとえ普段の生活であっても恥辱の姿を晒すことを避けられないが、この反省室の中ではさらなる恥態をともなうことになる。
逃れることはできないが、せめて回数だけでも減らしたいと思うのは、当然のことだった。
もうすぐ夜8時になろうとしていた。
反省室に入っている女子生徒にとって、夜8時から9時までの1時間は、反省奉仕活動の時間として割り当てられている。
これは、反省室に入った生徒が、その態度で反省の意志を示すために行う義務とされており、その義務は反省期間中、毎日課せられることになっている。
奉仕活動の内容はその日その日で異なっており、奉仕活動時間が始まるときに、反省室内のスピーカーから、その内容を知らされる。
希がいる反省室内に、その日の奉仕活動の内容が響き渡った。
「反省者、佐藤希さん、本日の奉仕活動内容は以下のとおりとします。
佐藤希さんは、男子棟の空き瓶および空きペットボトルの回収し、男子棟ラウンジ脇にある回収棚の上に並べてください。
男子生徒の皆さんは、各自室内の空き瓶および空きペットボトルを部屋前の廊下に出してください。
なお、本奉仕活動は本人の反省を促すため、空き瓶および空きペットボトルの運搬の際に、女性器および排泄器官以外の部位の使用を禁じます。
また、奉仕活動のノルマは20本の回収とし、1時間以内に20本以上回収できなかった場合には、さらに10本の回収を追加した上で、それが終了するまで奉仕活動を延長することとします。
なお、延長時間中は、女性器の使用を不可とし、排泄器官のみ使用を許可します。
それでは、佐藤希さん、すみやかに反省奉仕活動を実行してください」
その放送は、希のいる反省室とともに、男子寮内にも放送される。
これにより、希がこれから行う反省奉仕活動の内容が、本人だけではなく、男子棟にいる男子生徒全員にも周知される。
この反省奉仕活動は、主に男子棟内もしくは野外で何らかの作業に従事することをになっており、その際には必ず「反省のため」と称して、少女の恥ずかしい部分以外の使用を禁じられる。
しかし、この反省奉仕活動をおろそかにすると、反省期間の延長や反省項目の厳罰化などが行われることになるため、うかつに手を抜くことはできないのである。
希は、無言で立ち上がると、寮長の恵理子によって鍵をあけられたドアから反省室を出る。
そして、恵理子に連れられて、男子棟へと歩いていった。
男子棟へのドアのところで恵理子に入るように促され、そして希は1人で男子棟へと足を踏み入れる。
男子棟に入った瞬間、幾条もの視線が希を突き刺した。
それも当然だろう。
今、希は隠さなければならない大事な部分を一切隠さずに、全裸で立っているのだから。
両手も、後ろ手に拘束されているために、恥ずかしい部分を隠すことは何一つできない。
希は、形よく膨らんだ胸、柔らかい叢に覆われた股間、その奥に垣間見える割れ目、そして剥き出しのお尻、と、女の子が隠さなければならない大切な場所を全て剥き出しにした状態で、男子棟に入ったのだった。
「お、希ちゃんのお出ましだ」
「いつも、陰毛が凛々しいね」
「素っ裸で後ろ手拘束じゃあ、いつも勝気な希ちゃんも形無しだね」
希が男子棟に入った瞬間、周りの男子たちが口々に冷やかしの声をかける。
希は、からかいと辱めの声を上げる男子たちから目をそらせながら、廊下を歩いていった。
男子寮も女子寮と同様、1階フロアは共用スペースである食堂や浴室などがあり、各個人の個室は2階にある。
だが、個室に関しては、女子寮とは違い、全室1人部屋のワンルームタイプとなっている。
希は、何一つ隠すことのできない裸体を男子たちに囲まれながら、2階への階段を上っていった。
そして、2階についたとき・・・希が見たのは各個室のドアの前に並べられた無数の瓶やペットボトルの列だった。
その数はざっと見ただけでも50本は並んでいた。
栄養ドリンクのような小さな瓶から、1.5リットルのペットボトルまで、さまざまな大きさ、形の瓶やペットボトルが、廊下に並んでいた。
(この中から・・・、少なくとも20本は運ばなきゃならないの・・・・・。
しかも、・・・恥ずかしい格好で・・・)
希は周りの男子の声を一切無視して、一番近くにあった小さな小瓶の前にしゃがみ込んだ。
瓶を運ぶのは、股間の女性の穴を使わなくてはならない決まりになっている。
そして、両手が一切使えない以上、自ら腰を落として瓶を股間に挿入しなければ、運ぶことができない。
「・・・くっ・・・・・」
瓶の先端が陰唇に触れると、冷たい感触が股間に広がる。
「・・・ん・・・・・」
そのまま腰をおろし、小さく震えながら小瓶を膣内へと収めていく。
そして瓶の半分ほどを胎内に挿入すると、希はグッと股間に力を込めて、立ち上がった。
すると、今まで床に置いてあった小瓶が、スッと持ち上がる。
立ち上がった希の姿は、どこまでも卑猥な格好となった。
全裸で両手を背中でまとめられ、そして股間には小瓶がぶら下がっている。
とても、13歳の少女の姿とは思えない淫猥さである。
(・・・こ・・・こんなの・・・・・。
・・・こんなの、臨海学校や体育祭で・・・何度もやっている・・・わ。
・・・い・・・今さら・・・恥ずかしく・・・なんか・・・・・)
希は、必死に自らの心に言い訳をしていた。
確かに、女性器に物を入れて運ぶ・・・これは聖女学園ではよく行われるものであり、希自身何度も経験している。
しかし、それでも決して恥ずかしさに慣れるということはなく、何度もやればやるほどに、自らの情けない姿、屈辱的な姿に羞恥心をかきたてられてしまうのである。
この学園においては、女性器は神聖なる生殖器官としての役割は完全に無視され、物を入れる道具としての穴、もしくは女子生徒を辱めるための道具、性的官能を誘発させるための器官としてしか認識されていない。
そんな屈辱的な扱いを受けている希の姿を取り囲み、至近距離から観察する男子たち。
「お、希ちゃんが瓶を運んでいるぞ」
「半分だけ見える小瓶がエロエロだねぇ〜」
男子たちは、希の周りで軽口をたたき、希の羞恥心をあおっていく。
「わー、希先輩のあそこ、こんなに近くで見たのはじめて」
その声に、希の頬は、さらに紅潮した。
学校の教室の中とは違い、この寮内では、学校に通う全ての男子生徒がいるのである。
そこには、学園の隅々まで知り尽くした上級生から、まだほとんど面識もない下級生までがそろっており、同級生の男子たちに見られるのとは、また異なる羞恥心が湧き上がる。
希は、ゆっくりとした足取りで、慎重に小瓶をヴァギナで運びながら歩いていった。
ラウンジは2階のほぼ中央にある。
そこまで、この股間にくわえ込んだ小瓶を落とさずに運ばなければならない。
もし、途中で落としてしまったら、床の上に瓶が倒れて落ちてしまう。
そうなれば、再度膣内に収めるのは困難であり、また仮に挿入することができたとしても、廊下の真ん中で再び破廉恥な格好を晒すことになるであろう。
希は、瓶を落さないように太ももを締め、内股になりながら進んでいった。
そうして、ラウンジにたどり着いたとき、その光景に希は表情をゆがめた。
高さ50cm、長さ2mほどの台が置かれていた。
しかも、その台は天板の幅は20cmほどしかないが、床についている底部の幅は50cmほどもある台形の跳び箱のような形であった。
この上に瓶を並べていかなければならないのである。
しかし、両手を使うこともできず、そして股間で瓶を運んでいる希には、どんなに腰を突き出したとしても、横から瓶をその台の上に載せることは不可能である。
つまり、この台の上に瓶を置くためには、1度、瓶を股間に入れたままの状態で、この台を跨ぎ、そして台の上に瓶を下ろさなければならないということになる。
それはすなわち、股間に瓶を咥え込んだ格好で、大きく・・・少なくとも50cm以上は両脚を広げてがに股になりながら、歩くということであり、希にとって、いや乙女にとって恥辱と屈辱にまみれた格好となるのは必至である。
さらに、台に近づいた希は、さらなる絶望を感じた。
台の上の天板は鏡張りになっており、全てを映し出す仕掛けになっていたのである。
瓶をヴァギナに入れながら股を開いた格好を見られるだけでも、死にたくなるほど恥ずかしいのに、さらにその股間を真下から覗かれる・・・。
しかし、どんなに恥ずかしい目にあわされようとも、どうすることもできない。
この聖女学園で暮らしている限り、破廉恥なルールから逃れることはできないのである。
希は、一瞬周りに視線を巡らせると、キッと正面を見据え、両脚を大きく開きながら、台を跨ぎ始めた。
希の叢に飾られた股間と、そこに突き刺さった小瓶が、はっきりと男子たちの目の前にさらけ出される。
そして、股間が台の上にかかると、台の上の鏡に、希の女の子の部分の全てがさらけ出された。
瓶を置くために希が下を見ると、自分のあられもない姿が、鏡越しに目に入ってくる。
その光景に一瞬視線を反らすが、再び視線を戻し、そしてゆっくりと腰を下ろしていって小瓶を台の上に置くと、クッと腰を上げた。
台の上には、小瓶が残り、そしてようやく希の股間は恥辱の挿入から解放された。
しかし、まだ1本の瓶を運んだに過ぎない。
これから、まだ何本もの瓶を股間にくわえ込み、そして運ばなければならないのである。
しかも、今運ばれた小瓶の希の胎内に埋まっていた部分は、うっすらと蜜が滴っている。
これから、数をこなすたびに、この蜜の量が増えていき、より運びにくくなるのは避けられない。
それでも、この屈辱の奉仕活動を続ける以外に、希にできることはないのだった。
瓶を置いたところで、ふっと壁にかけられた時計に目を向ける。
(・・・1本運ぶのに5分かかってる・・・。
20本だと・・・1時間以上かかる・・・・・もっとペースを上げないと・・・・)
希は、2本目にとりかかった。