第141章



「さて、結衣香先輩の身体確認作業の最中だけど、きのうの記録確認もやっちゃいましょうか。
 どれどれ……結衣香先輩はきのうは……、学校で1回アクメ、寮でもオナニー1回、排尿は3回で排便はなし……と。
 これは本当かな?
 えっと、僕らの記録によると、確かに3年生の授業で行われたバイブレーター実習で1回逝っていますね。
 あとは就寝前のオナニーで絶頂……、これはさすがに誤記なしですね。
 でも、この排尿3回っていうのは、僕らの記録とはちょっと違うみたいですね。
 確かに朝に1回、寮で夕方に1回、夜に1回、合計3回トイレに行っていますけど、授業中のバイブレータ実習のときにも、ちょっとお漏らししたんじゃないですか?」

「……あっ……うぐっ……な、何を……言って…………んっ……」

 股間のあらゆる性感帯を責められ続けている結衣香は、息も絶え絶えに喘ぎながら、男子の不穏な言い分に反応した。

「いや、だからバイブ実習でお漏らししたんじゃないか……って言っているんですよ。
 だって、このバイブ実習って、教室の前でひとりずつバイブオナニーを見せて、潮を吹くまで続けるんでしたよね。
 だったら、そのときにお漏らししていてもおかしくないじゃないですか。
 そうなら、排尿は4回っていうことになりますよね」

「……な、勝手な…………し、して……ないっ…………んっ……」

「いや、でも逝ったときの結衣香先輩は、頭が真っ白になってわからなかったかもしれないけど、潮吹きと同時に放尿することって、よくありますからね。
 少なくとも、ここでは、4回の可能性も十分にあったと言えます。
 正確な数字は、後ほど3年生の担任教師に確認するとして、ここでは僕らの記録である『4回』を採用します。
 つまり、1回の誤記ですね」

「……わ、訳わからないわ……んっ……間違いなんか……ない……。
 さ……さっさと……確認……すれば……いいだろう…………」

 結衣香は、言いようのない不安に駆られ、確認を促す。
 破廉恥極まりない確認作業であるが、仕方がない。
 女子生徒のこれらの正確な記録については、職員室に行けば確認することができることになっているのである。
 しかし、男子生徒たちは動こうとはしなかった。

「そういう確認は、自分でしてもらえますか、結衣香先輩。
 正確な数字であることを証明できれば、認めてあげますよ。
 でも、残念ですね、先輩は今、『生徒手帳検査』の真っ最中で、ここを動けませんからね。
 後で確認にでも行ってください。
 だけど、今、それを証明できない以上、僕たちの記録を優先しますよ。
 排尿1回の誤記です。
 それに、クリトリス、尿道、膣、肛門、すべての数字が、今測っている数字と違っていますね。
 普段、『生徒会長特権』で『生徒手帳検査』をサボっているから、こんなことになるんですよ」

「なっ……なにを……んぅ……そ、そんな道具で…………測れる訳……あぐぁっっっ!!」

 再び、クリトリスに電気を流され、言葉が詰まる結衣香。
 10分にわたり、女のあらゆる性感帯を責められた結衣香の股間は、既に溢れこぼれた愛液でビショビショに成り果てていた。

「さて、それじゃあ『生徒手帳検査』の決まりに従って、誤記分の放尿をここでして見せてもらいましょうか、結衣香先輩」

「……なにを言っているの…………誤記なんて、していないと言っているでしょ……」

 ようやくマングリ返しの姿勢を解かれた結衣香が、汗だくになりながら、疲れ果てた表情で抗議する。

 「だから言っているでしょ。
 それが証明できなければダメだって。
 排尿誤記のときのペナルティは知っているよね。
 その場で、放尿だよ」

「そうそう、でも放尿ポーズは、こっちから指定させてもらいますからね、結衣香先輩。
 結衣香先輩、生徒会長になってから、あんまりオシッコするところを見せてくれていませんよね。
 僕たち、寂しかったんですよ。
 だから、せめて印象に残る放尿ポーズを取ってくださいね」

「な……なにを勝手な……そもそも誤記なんか……」

「まだ、そんなこと言っているんですか、先輩。
 それ以上反抗的なことを言うようなら、『生徒手帳検査義務違反』で、正式に訴えますよ。
 もしかしたら、結衣香先輩の言うように誤記がないという結論が出て釈放されるかもしれませんけど、少なくとも無罪判定を得るためには審議に3日はかかりますよね。
 その間は、当然有罪として扱われますから、少なくとも3日は反省室入りか公開懲罰は確定ですね。
 少なくとも、今、従えば罰を受けることだけはないですけど……、生徒会長になってからはじめての反省室入りを選びます?」

 あまりにも理不尽な二者択一を強いられる結衣香。
 しかし、男子生徒の言葉はすべて真実であった。
 仮に、最終的に男子生徒の虚偽を証明し、それを教職員に認められることになろうとも、それが審議され、受理されるまでに3日はかかる。
 聖女学園では、男子生徒の要請や申告は即刻審議され、即時決断によって受理されることが多いが、女子生徒からの要求については、非常に慎重な対応を取ることになっており、状況確認に1日、審議に1日、そして決断討議に1日、合計3日ほどかけることが通例となっている。
 審議の結果が出るまでは暫定処置が有効とされ、男子生徒の言い分を受け入れ、女子生徒を有罪として扱うことになる。
 さらに、審議の結果女子生徒に有利な結論が出るとは限らず、今回の場合もよくて五分五分……、この「生徒手帳検査」で反抗的な態度を取ったことを申告されれば、八割がた不利な結論を言い渡される可能性がある。
 もし、そうなれば、暫定処置による罰に加えて、有罪判決と教職員審議開催の責任を取らされ、さらなる辱めを受けることになってしまう。
 今この場で、「生徒会長特権」を使うことができれば、すべてを無効にできるかもしれない。
 しかし、その特権を、今回この場で使うことはできない。
 たった一歩とはいえ、「生徒会長特権除外エリア」に足を踏み入れてしまっている以上、それは許されないことだった。
 今の結衣香はただの一女子生徒に過ぎない。
 そして、聖女学園の一般女子生徒というのは、あまりにも弱く、理不尽な立場を強いられるのである。

「…………わかったわ…………排尿の誤記1回を…………認め……ます…………」

 結衣香は、男子の理不尽な言い分を認めざるを得なかった。

「最初っからそう言えばいいのに。
 さて、それじゃあどんなふうにオシッコしてもらおうかな〜?
 結衣香先輩のポージング放尿なんて久しぶりだからな。
 さっきの反抗的な態度の件も含めて、あのおっかない結衣香先輩らしからぬ無様なオシッコポーズを取ってもらうよ」

 男子生徒たちは、いかに結衣香に恥ずかしいポーズで放尿してもらおうかと、相談を始める。
 その様子を、結衣香は屈辱の炎を宿した瞳で見つめていた。
 しばらくの相談の後、にやつきながら男子生徒たちは結衣香の方に向き直った。

「さて、結衣香先輩の放尿ポーズが決まりました。
 両手と片脚を床につき、そしてもう片方の脚を真上にまっすぐに伸ばした開脚姿勢で放尿してもらいます。
 床に着く方の脚も、上に伸ばす方の脚も、両方とも曲げずにまっすぐ伸ばしてください」

「…………」

 結衣香は、男子生徒に言われるままの姿勢を取り始める。
 両手を床につき、そして右脚を床についたまま、左脚を上に持ち上げ、そしてゆっくりと両方の脚を伸ばしていく。
 両方の脚が、縦に一直線を結ぶ。
 それは、まるでバレリーナのような美しいポーズであるが、それを全裸の少女が取るとなれば、別の感想が生まれてしまう。
 何にも隠されることのない少女の女芯が、大きく開かれた脚の付け根で花開き、薄桃色の秘粘膜が露になる。
 開かれた姫割れの中からは、まるで処女穴のような蜜口と、これから聖水をほとばしらせるべく剥き出しになった小孔が顔を出し、少女の羞恥心を一転に集めたような肉芽が充血している。
 年頃の少女……それも気高く凛々しい美少女が取る姿とは思えないほど、淫靡ではしたない姿である。

「……くっ……こ、これで…………いい……かしら…………」

 結衣香は屈辱に満ちた口調で男子生徒に問う。

「ハハハッ、結衣香先輩、いい格好ですよ。
 濡れ濡れになった先輩のオマンコも、お尻の穴までバッチリ見えます」

「上げた方の脚は、そこの教職員用靴棚にかけてください。
 その角度で写真を撮れば、『生徒会長特権除外エリア』で行われた証拠になりますからね」

「なっ……写真を撮るなんて聞いてないわ!
 それに、そんなところに脚をかけたら、先生方の靴に…………かかってしまう!」

「先生方に、『生徒手帳検査強化週間』のPR用写真を撮るように頼まれているんですよ。
 生徒会長の三条院結衣香先輩の写真なら文句なしでしょう」

「靴にかかってしまうのは仕方がないですね。
 後で、先生方に謝っておいてください。
 まあ、亜紀子先生なら、笑って許してくれるんじゃないかな?
 玲子先生あたりは、ちょっと怒るかもしれませんね。
 まあ、多少の罰を受けることは覚悟しておいてください」

 男子生徒たちの勝手かつ無責任な言い分に、結衣香は真っ赤になって怒りを覚える。
 しかし、今このときに、その感情を露にする訳にはいかなかった。
 結衣香は、言われるままに、上に上げた脚を教員靴棚にかけ、股間を靴棚のそばに向けた。
 これでは、本当に先生方の靴にオシッコをかけようとしているようにしか見えない。
 結衣香が屈辱に表情をゆがませながらポーズを取る様子を、カメラを構えた男子生徒が早速シャッターに収めていく。

「愛液と汗で全身濡れ濡れになった結衣香先輩、きれいですよ。
 それにしても、いくら決まりだからって、あの結衣香先輩がこんな無様なポーズを取っているなんて、信じられないですね。
 この間なんか、まるで僕たちを蹴り倒さんばかりの勢いでいたのに」

「さっ、その格好でオシッコをしてください。
 盛大に、噴水みたいに、景気よくやってください♪」

「…………」

「ほら、先輩、どうしたんですか?
 オシッコするんですよ。
 そこで、先生の靴にオシッコかけてください。
 まあ、別にゆっくりでもいいですよ。
 その間、俺たちは結衣香先輩の恥ずかしい格好をずっと眺められるんですから。
 このパックリ開いた割れ目、濡れ濡れでいやらしいですね」

 結衣香は、意を決したように下腹部に力を込める。
 しかし、こんな格好ではまともに排泄などできるわけもない。
 たとえ、尿意があろうとなかろうと、こんな格好では羞恥心と屈辱感が邪魔してしまう。
 それでも、結衣香は必死に力を込めた。
 少しでも早く、この恥辱から逃れるために……、さらなる恥辱を晒すために……。

―― ピュッ ――

 一筋の雫が生まれた。
 それを呼び水に、細く輝く水流が、結衣香の股間からほとばしった。

―― シャーーーーッ ―― 

 はじめは弱かった聖なる雫は、勢いを増して恥辱の滝へと変貌する。
 それは、生徒会長、三条院結衣香が見せる、破廉恥極まりない放尿姿だった。
 生徒会長になってからは、「生徒会長特権」を駆使して、「生徒手帳検査」を受けたことはない。
 これほど屈情的な放尿は、しばらく経験がないことだった。

「……あ……あぁぁぁ……」

 思わず嘆きの声が漏れてしまう。
 先ほどまでの生徒会長の威厳を地に落とした瞬間であった。

 結衣香の股間からほとばしる黄金水の水流の半分ほどは、先ほどの指摘どおりに教職員の靴に降り注いでいる。
 女性教師のハイヒールやパンプスが、結衣香の聖水で汚れていく。
 その様子は、男子生徒たちが構えたカメラに次々と収められ、結衣香の恥を記録していくのだった。

 そして、満遍なく靴と靴棚と床を汚したところで、ようやく結衣香の放尿の勢いが弱まり、雫となって途絶えた。

「はぁ……はぁ……」

 結衣香は、まるで長距離走でもしたかのように息を荒げ、羞恥と屈辱に耐えている。

「結衣香先輩、お疲れ様でした。
 これで、『生徒手帳検査』はひととおり終わりです。
 結衣香先輩のクリトリスと尿道、膣、肛門の寸法については、再測定することを先生方に進言しておきますから、測定後の数字を記したプレートをかけて1週間過ごしてください。
 あと、きのうのオシッコの回数も先生方に確認して、修正してくださいね。
 確認して、もし先輩の記録した数字に間違いがなかったとしたら、異議申し立てをしてもいいですよ。
 それから、ここのオシッコの後始末は、自分でしてくださいね。
 早くしないと、先生方の靴についた匂いが取れなくなってしまいますよ。
 そうそう、今、撮った放尿写真は、先生方に提出しておきますから。
 きっと、『生徒手帳検査強化週間』のPRプリントにでも使われるんじゃないかな?
 生徒会長のあんな姿を見せられたら、みんなもきっとやる気が出ますよ」

 そう言って、ようやく男子生徒たちは結衣香を解放したのだった。
 跡に残された結衣香は、屈辱に満ち溢れながら、ハンカチで身体を拭き、ようやく制服を身につけることができた。
 「生徒会長特権」を持って以来、これほど一方的に男子生徒にやり込められたのは、初めてだった。
 しかし、今回の件が広まれば、同じような手で迫ってくる男子生徒が増えることは予想に難くはない。
 結衣香は、屈辱に身を焦がしながらも、身を引き締める思いで、これからの学園生活に臨む決意をしたのだった。


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