第144章



「三条院結衣香さん!
 あなたには、教員の所有物を自分の排泄物でいたずらに汚すという、聖女学園の生徒にあるまじき行為をした罪により、ペナルティを課すことをここに決定します。
 これは教職員からの直接命令であることから、ペナルティが終わるまでの間、この件に関し『生徒会長特権』による異議申し立ては無効です。
 また、ペナルティを受けるに際し、ペナルティ受刑中は、あなたの生徒会長としての権限をすべて一時凍結とします。
 なお、今回の一件は、教員の所有物を汚損した罪を起こすに当たり直接的に関係が深い三条院結衣香さんの『生徒手帳検査』の中身についても考慮の範囲に含めるものとします。
 したがいまして、正式には違反申告が上がりませんでしたが、『生徒手帳検査』中の検査員に対する態度や言動において、男子生徒の意見にあった自らの非を認めず、検査に非協力的な態度や口論の内容ついてもペナルティの軽重を決めるための材料にいたします」

 職員室に響き渡った玲子のこの宣言が、生徒会長、三条院結衣香が3年生になってから初めて受ける学園公認のペナルティの決定を告げたのだった。


「さて、三条院さん……あなたにペナルティを与えるのも、随分久しぶりね。
 確か、3年生になってから初めてだったかしら?」

 玲子の言葉に、結衣香は無言でうなづいた。

「そう……、あなた生徒会長になってからというもの、男子とのいざこざは『生徒会長特権』を使って、その場で解消してしまうんですものね。
 でも、あんまり特権ばかりを使っていると、ついつい自分を見失ってしまうこともありますからね。
 今回は、そんなあなたにちょっとだけ目を覚ましてもらうことにしましょうか。
 ……ところで、三条院さん、この聖女学園でペナルティを受ける女子生徒の正しい姿がどんなものだったか……もしかして忘れてしまったのですか?」

「…………い、いえ……」

「……そう……だったら言ってみなさい。
 ペナルティを受ける女子生徒の正しい姿とは、一体どういうものだったかしら?」

「……くっ…………は、裸に……なることです……」

「そうね、これから懲罰を受けるんですものね、ほかの人と同じ恰好をしていたら変よね。
 罰を受けるような悪い女の子は、裸になって自分の恥ずかしいところを全部露に晒すのが、この聖女学園の決まりです。
 ……で、あなたは一体いつまでその場で制服を着ながらぼさっと立っているのですか!
 もうあなたへのペナルティは始まっているんです!
 自分から制服を脱いで、罰を受ける準備を整えるぐらいでなくて、生徒会長が務まるとでも思っているのかしら!」

 玲子は、机をバシンと叩きながら、結衣香を怒鳴りつけたのだった。

「……っ……は、はいっ……」

 結衣香は、玲子のその怒鳴り声に反応して、セーラー服に手をかけたのだった。
 こうして、結衣香はきょう2度目の脱衣をさせられることになったのである。

「裸になったら、両手を頭の後ろで組んで、両脚を肩幅に広げなさい。
 そういえば、あなたきょうの『生徒手帳検査』でも同じ姿勢を取ったそうじゃない。
 そうよ、それがペナルティを受ける女子生徒が取る正しい姿勢というものよ。
 あなただって、去年までは何回も取ったでしょう。
 思い出しなさい」

 結衣香は、玲子に命じられるままに、制服を脱ぎ全裸になると両手を頭の後ろに回し、両脚を肩幅に開いて立つ虜囚のような恰好をしたのだった。
 結衣香の形よく膨らんだ乳房と、桃のようなお尻、そして淡い陰毛に彩られた淫裂が、再び露になった。
 それは、結衣香が3年生になってから、初めて受ける淫囚としての姿であった。
 歯噛みするように、険しい顔になりながらも、無防備な裸姿を晒す結衣香。
 その様子を見つめる玲子は、うっすらと目を細める。

「フフフ……いい格好になったわね。
 ……さて、あなたは私と紺野先生の靴に、汚らしい小便をかけたのよね。
 一体なぜそんなことをしたのかしら?」

「……で、ですから、それは男子に言われて仕方なく……」

「まだ、そんなこと言っているの?!
 あなたさっきまでの話を覚えていないのかしら?
 あなたの言う『男子に強要されて』という言い分は、信用に足らないため事実とは認められないと言ったのよ。
 そして、男子が報告してくれた『あなたが男子の言うことを聞かずに、自分で教師の靴に小便をかけた』ということが正しい事実であることは、もう確定事項なの。
 今さら『男子に言われて』なんていう『うその理由』が、通るとでも思っているの?」

「そ、そんなっ!」

 結衣香は絶句してしまう。
 確かに、先ほどの話では男子の意見が採用されて、結衣香が罰を受ける結果となった。
 とはいえ、事実は事実であり、それ以外に理由などありようはずもない。

「……どうやら、まだ反省が足りていないようですね。
 この薬を使ったら、少しは素直になるのかしら?」

「そ……それはっ……」

 玲子が取り出したチューブ型の薬を目にした結衣香は、表情を強張らせる。
 それは、教師たちが使うことが許されている、超強力催淫剤であり、ひとたびその薬が敏感な粘膜に塗られると、激しく疼き出し、自ら慰めなければ耐えることができないほど強力なものである。
 結衣香は、玲子の目を恨めしそうににらみつけると、唇を噛み締めながら声を絞り出したのだった。

「……り……理由は……ありません……」

「……そう、あなたは理由もなく、私たちの靴にオシッコをかけたというのね。
 よーくわかりました。
 それでは今から職員会議であなたの処分について検討をします。
 会議で処分が決定するまでの間、あなたはその格好で、自分がしたことについて、よく反省をしていなさい。
 ……そうね、まずは本処分が決定するまでの間の仮処分を命じます。
 あなたは、会議の間、その格好のまま職員室の前の廊下に立っていなさい。
 フフフ……放課後から随分時間がたっているとはいえ、まだ校舎に残っている生徒もいるわよね。
 学校に残っている生徒たちに、生徒会長、三条院結衣香の懲罰ペナルティが始まることを、自分の身体で宣伝でもしてきなさい」

 結衣香は、うつむきながらも、小さな声で「はい」と返事をした。
 この聖女学園における女子生徒への理不尽なペナルティ判定は、既に2年以上もこの学園に身を置いている結衣香にとっては、とうてい受け入れられるものではないとは言え、何度も強いられてきた日常でもあった。
 しかし、それも生徒会長になってからはその数は明らかに少なくなっており、自分自身と周りの女子生徒の身をその権限を使って守ってきたのである。

「もちろん、今のあなたは『生徒会長特権』を凍結されているんですから、言動には気をつけることね。
 特に、ペナルティ中の反抗的な態度や口答えは、追加ペナルティの対象ですからね。
 いいですか、通りかかった男子生徒に対して、不遜な態度を取ったり、抵抗なんかしたりしたら、ただでは済ましませんよ。
 それでは、さっさと廊下に出て、生徒会長のみっともない姿をみんなに見てもらいなさい!」


 玲子に連れられて、全裸のまま職員室前の廊下に出された結衣香は、その職員室の扉の横、廊下の壁際に立った。
 壁を背にして、正面を向いて廊下に立つ結衣香。
 両手は、職員室にいるときからずっと頭の後ろで組んだままで連れ出されたため、廊下に立つ今も、頭の後ろで組んだ状態である。
 そのため、結衣香の均整の取れた裸体が、余すところなく露になる。
 両手を上げることで自然と胸を張るような形となった乳房の頂点には、ツンと上を向いた茜色の乳首が顔を見せ、そして魅惑の曲線を経てキュッと窪んだ臍が 中心に穿たれている。
 さらに、なだらかな曲線は白い丘陵を抜けて両脚の根元で蠱惑的に刻み込まれた陰裂の周りには、うっすらと恥毛が彩られている。
 一方、廊下側からは陰になって見えないものの、壁に向けられた側には、まだ若干の固さを残した初桃のようなお尻が、露になっている。
 そんな少女の魅力のすべてを含んだ裸身を、結衣香は、余すところなく廊下で晒すことになったのである。
 普段は、生徒会長として凛々しく、そして気高く振る舞い、この聖女学園の中にいてさえも、生徒たちの前で、その肌を晒すことが少ない結衣香が、その特権を剥奪され、そしてペナルティを受けるために、裸で立たされている。
 それは、あまりにも背徳的な光景であった。

 結衣香にとっては幸いなことに、職員室の前の廊下には、通りかかる生徒もなく、まったくの無人であった。
 玲子の横で、結衣香はそっと胸をなでおろす。
 たとえこれからペナルティによって辱めを受ける身ではあるとはいえ、この無防備で恥ずかしい姿となって立たされる姿を、学校の生徒たち……特に男子生徒に見られるのは、避けたかった。
 もう放課後になってからかなりの時間が経過しているため、校舎に残っている生徒はほとんどいないのかもしれない。
 わずかに結衣香の肩が緩む。
 そんな結衣香の様子を見ていた玲子は、逆に少し不満げな表情を浮かべているのだった。

「……随分人通りの少ない廊下ね……。
 せっかく、生徒会長の三条院さんが裸で立たされているっていうのに、もったいない。
 ……そうだわ、こんなに人通りが少ないんですから、あなたそんな廊下の隅っこではなくて、廊下の真ん中に立ちなさい。
 これだけ人通りがなければ、廊下の真ん中に立っていたって迷惑にはならないわ。
 ほら、三角棒の横の通路の真ん中に立って、通りかかる人に遠くからでも女の子が裸で立っていることがわかるようにしなさい」

 玲子はそう言って、結衣香を廊下の真ん中まで引きつれ、廊下の往来の中に立たせた。

「……くっ…………」

 思いもよらない玲子の行動に、結衣香は心をかき乱される。
 廊下の真ん中に立たされた結衣香は、廊下の端からでもよく見えるほどに目立つようになる。
 そして先ほどまでは壁際で陰になっていたお尻も、廊下の真ん中に立てば往来の真ん中で露になることは避けられない。
 これで、結衣香は、女の子のあらゆる恥部を晒すことになったのである。
 しかも、廊下の往来部には床に鏡が張り巡らされているために、肩幅に開いた脚の間には、鏡越しに結衣香の女性器を真下から映し出した姿がはっきりと見て取れるようにまでなっていた。

「廊下の往来の真ん中に、素っ裸で立った感想はどうかしら? 三条院さん。
 せっかくの機会ですから、ひとりでも多くの人に廊下に立たされたあなたの姿を見てもらいたいですものね。
 ほら、脚がさっきより閉じているわよ。
 もっと大きく開きなさい……そうそう、この廊下の床鏡を大きく跨いで立つのよ。
 フフフ……あなたのオマンコの割れ目を真下から見上げた様子が、鏡越しにはっきり見えるわ。
 これで、ようやくペナルティの受刑者らしくなってきたわね」

 玲子は、廊下の真ん中で屈辱の開脚裸体を晒す結衣香の姿を見つめると満足そうにうなずいた。

「それでは、私は職員会議であなたのペナルティ懲罰の内容を議論してきます。
 会議が終わるまでの間、あなたは仮処分として、ここで裸で立っていること。
 私が戻ってくるまで、絶対に動いてはダメよ。
 もちろん、男子生徒がやってきたとしても、身体を隠したりしてはいけませんからね。
 あなたはペナルティを受けるべき受刑者なのですから、受刑者にふさわしく、自らの恥ずかしい部分をみんなに晒して、しっかりと恥をかくこと。
 いいですね」

「……くっ……は……はい……」

 結衣香は、玲子の言葉に歯噛みしながらも、辛うじて聞こえる声で返事をしたのだった。


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