バツゲーム! 〜甘い振動と羞恥心〜
7.罪悪感


「『あなかま』という言葉は『あな』、すなわち『ああ』という感嘆と『かま』、『やかましい』という言葉からなっています」
 4時間目、某国民的アニメのアンパン戦士にそっくりな教師が黒板に古典の文章を書きつづっている。
 見た目の愛着と生徒への気遣いで有名な先生なので、生徒一同授業に聞き入っていた。
 そのなかを思い悩んだ目で息を荒げる優。もじもじと足をこすり合わせながら座っている。
 その原因は先の休み時間にあった。


 思い返すこと3時間目の終了直後
 深い絶頂に登り詰め、教室内で絶頂を迎えた羞恥と溜まった快感が一気に解き放たれたことによる放心で、まどろむような状態になってしまった優。
 そのまま浅い眠りにつく。時折ローターの振動が変化するごとに淫夢にでもうなされているかのように静かに声を漏らしていた。
 そんな彼女が意識を取り戻したのはしばらくたってからだった。
「ひやぁっ!?」
 一瞬のやや強い振動にたたき起こされるかのように飛び上がる優。色っぽい声が出てしまったが、周りの生徒は寝ぼけたのだろうと思い込んで、真の抜けた様子にクスクスと笑い声を立てる。
 アソコの異物感とクスクス笑いへの恥ずかしさと…異なる二つの恥ずかしさに顔を染めながら、彼女はふとある感覚を思い出す。先の時間に感じ始めていた尿意である。
 しまったと席を立とうとした瞬間鳴り響くチャイム。そして入ってくる先生。
「(そんなぁ…)」
 困った顔をしながら、優はこのまま授業を受けることを余儀なくされてしまったのだった。
 

 そんあことがあって今に至る。積もり積もる尿意。ただでさえツラいところをまるで弄ぶかのようにローターが微弱な振動を送り付けてくる…。
 性的刺激にゆるむ股間、優は尿意と性的刺激と戦うことになってしまったのだ。
 
「そしてこの行にある『いふかひなきもの』とは、『名前を言うほどのものでもないもの』『無価値なもの』という意味の言葉ですが、決して『いふか』とは略しません」
 昼前の明かりを窓から受けて進む授業、非常にゆっくりとしたこの時間が、優には限りない永遠の拷問のように感じられた。
 
「(おしっこでちゃいそうっ…お願いっ、この時間だけは見逃してぇっ…)」
 祈るように懇願する彼女。しかし心無い機械仕掛けの淫らな玩具は、自分が辱めている少女の願いなど聞き入れることもなく、まるでおもらしをさせようとするかのように微弱な振動で尿意を誘う。
 ちらりと横目で時計を見る優。授業時間はようやく半分を超えたところだ。
 抵抗は無駄だとでも囁きかけるかのようにローターがより強く震えだした。
 身体をこわばらせる優。ほんの少しだけ下着に染みが広がってしまった。
「(お願いっ止まってぇっ…)」
 尿意を誘発させられて身をこわばらせる優。一滴、また一滴と彼女の聖水が下着に染みを作ってゆく。
「(あぁぁっ漏れちゃうぅっ…)」
 間一髪のところでローターはピタリと動きをやめる。優は漏らさないように必死で我慢する。ニ三滴叶わず漏らしてしまったが、決壊は免れた。
「(もう我慢できない…)」
 震える腕が教室の天井へ向けられる。それを見た古典の教師が心配そうにする。
「どうした宮木?」
「すみません、その…お手洗いに行ってもいいですか?」
 目をうつむかせながら真っ赤になる優。
「あぁ、かまわんぞ。調子悪いようなら保健室に行ってきてもいいからな」
「はい…ありがとうございます…」
 弱弱しい足取りで席を立つ優。自分はバツゲームで淫らなことをされ、その影響で我慢できずに今からお手洗いへ向かう…そんな心に先生の気遣いは彼女に罪悪感を感じさせた。
 

 内股で廊下を歩く優。トイレまでもう少し、見えてきてホッと安心した時だった。
 
 ヴヴヴヴ…

「…!!」
 再び息を吹き返したローター。それも弱い刺激ではない。まるで授業を抜け出してことが不満であるかのように彼女の膣内で暴れだす。思わず膝をついてしまう優。追い打ちをかけるかのように振動を見舞う玩具。
「(待って!もう少しだけぇっ…!!)」
 股間を押える優。しかしナカからの刺激を阻むことはできず、どうしようもなかった。
 大きくなる尿意に前かがみになりながらもじもじとする優。短いスカートからは淫らに湿った下着が覗いていた。
「(このままじゃぁっ…)」
 どんどん大きくなる尿意に戸惑う優。ふと横に彼女が今朝絶頂を迎えるときに隠れた用具室があった。アソコを押えながら近づきドアを引くと幸運にも開いた。
 このまま動けなくなってしまう前にひとまずその中に逃げ込んだのだった。
 
「あぁっだめぇっ…許してぇっ…」
 脚をもじもじしながら我慢する優。しかし無情にも聞き入れてもらえなかった。
「ダメっ漏れちゃっ…あっ…あぁぁっ…」
 ショロロ…
 振動に誘われ、ついに限界を迎えてしまう。彼女の聖水が、脱ぐ暇のなかった下着を通り抜け、足元に水たまりを作ってゆく。
「だめっ止まらないっ、おしっこおもらししちゃってるぅっ…」
 放尿の解放感と羞恥…さまざまなものをのこし、最後の一滴が床に落ちる。
 
「おもらししちゃった…」
 目を潤ませて真っ赤になる優。
 びしょ濡れになった下着を脱ぐ。そのときにローターがまた振動を始める。
「ッ…!!」
 内股になる優。まるでおもらしした自分にお仕置きをするかのように動くローターに身をよじらせる。
「ちゃんとお掃除するから…ゆるしてぇっ…」
 アソコをぬぐうためにティッシュを取り出す。
「ふぁぁっ…」
 ティッシュの生地がワレメに触れたとき、思わず声を漏らす。羞恥と刺激で敏感になっていたせいで感じてしまったのだ。
 ティッシュが床に落ちる。しかし彼女の手はまだ股間にあった。ワレメを何度も指でなぞって息を荒くする。
「だめっ、こんなところでぇっ、授業中なのにっ…」
 膝をついた彼女の短いスカートが揺れる腰に合わせていやらしく踊る。彼女の下着は足元にある…用具室のこもった空気にさらされたアソコを濡れた細い指が刺激を求めて何度も行き来する。
「あぁっ…そんなに振動しちゃだめぇっ…!」
 ワレメをなぞる彼女をなおもローターは責め上げる。授業を抜け出し、みんなから隠れ、罰を受ける身でありながら、それもおもらしをしておいて…そんな自分が刺激を求めて自慰をすることに優はたまらない罪悪感を感じた。
「あぁっダメなのぉっ…こんなとこで気持ち良くなっちゃ駄目なのにぃ…止まらないっ…」
 乾いた用具室の空気に媚声と淫らな液体音が響く。膣内をかき回されながら、優は指をスジからクリトリスへと移した。
 彼女の美しい細い指先でつまむように、何度もシコシコと快感を求めてしまう。
「あぁっ…イくっ…イッちゃうぅっ…!」
 近づく絶頂に体を震わせ、ねっとりを指を動かす。
 指に絡みつく愛液が時々糸を引く…
「あっ…あぁっ…〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!」
 身体をこわばらせ、絶頂を迎える。先ほど水たまりを作った液体とはまた別の液体が、彼女の足元にニ三滴したたり、あとを作る。
 
 息を切らせる優。今も彼女の膣内を微弱な刺激が弄んでいる。
「お掃除しなくちゃ…」
 授業時間は残りわずか、自分のおもらしの後始末をすべく、部屋の中の掃除用具を取り出す。
「んんっ…」
 しかしそんなことはお構いなしにローターは彼女への凌辱を続ける。
「(我慢してしなきゃいけないんだ…)」
 顔を赤くする優。振動に耐えながら、ぞうきんを片手に手洗い場へ向かった。



●あとがき●

 こんばんは、いふかです。
 4時間目のネタはちょっと温めてました←
 しかし文章能力が追い付かずにコノザマですorz

 人によってはGスポットを弄ってやると尿意を催す人がいるそうなので、それを参考にやってみました。ローターの刺激ごときでそうなるかどうかはわかりませんが…(汗

 おもらしをしてしまった優、そんな彼女に次回から困難が…!?



文章:いふかさん


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