集団食中毒
―第4幕―



「使用……禁止…………!?」

 集団食中毒による阿鼻叫喚のパニックが繰り広げられてからわずか15分後、少女たちは同じ場所に戻ってきていた。
 強烈な便意を便器の中に解放した彼女たちだったが、息をつく間もなく新たな排泄欲求が体の奥から肛門に向けて押し寄せてきた。
 必死に便意を訴え、三角棒の苦しみに耐え、再びたどり着いたトイレの前には、無情の貼り紙を備えたフェンスが立ちはだかっていた。
 
―― 本日は定期検査のため、3時間目始業時間からトイレは使用不可となっています。
―― そんな予定聞いていません。定期検査は延期にしてトイレを使わせてください。
―― 延期はできません。
―― どうしてですか。全員下痢がひどくて緊急事態なんです。
―― このトイレはその特殊性ゆえに、定期的に検査しないと安全性が確保できません。そのため、定期点検周期を超過した場合は、自動的に恒久的な使用禁止処理が施されるのです。
―― 恒久的って、そんな……。
―― その場合あなたたちには、残りの学生生活を一切トイレを使用せずに過ごしてもらうことになります。それでも今、使いますか?
―― …………。
 
 使用禁止の貼り紙の前に立つ教師の説明に結衣香が反論したが、数分もせぬうちに一蹴されてしまった。
 普段の彼女ならもう少し強く訴えることができたかもしれないが、激しい腹痛と便意に苦しみながら、気力の大半を便意をこらえることに割かなくてはならない状態では、論理的な思考も十分にできなくなっていた。

「お願いです……、せ、せめて仮設のトイレでも……」

 今にも漏れそうな便意を体内に抱えながらの必死の訴えが通じたのか、教職員で協議が行われた。
 そしてその言葉通り、仮設のトイレが設置されることになった。
 かくして、「緊急仮設トイレ」という名前をつけられた透明なポリバケツが、各学年の教室に設置された。

 
「ト……トイレを……使わせてください……!!」

 剥き出しで床に設置されたポリバケツを目にして一瞬言葉を失った少女たちは、この「トイレ」を「使う」光景を想像し、そのあまりの恥ずかしさに顔を覆った。
 しかし、そうして躊躇している間にも彼女たちの便意は刻一刻と強まり、お漏らしへのカウントダウンが猛スピードで進んでいる。
 そしてついに、ひとりの女子生徒が手を挙げた。
 生徒会長、三条院結衣香だった。
 
  ゴログルルグピィーーーーーーーッ!! ギュリリギュルグギュルーッ!

(も……もう……だめ……限界っ……!!)

 地獄のトイレ順番待ちで、ほかの女子を助けるために最後まで順番を待っていた結衣香は、排泄をはじめてすぐに休み時間が終わってしまい、まだ大量の下痢便を体内に残しながらトイレを離れざるを得なかった。
 本来は極めて我慢強い結衣香だが、今回ばかりは誰よりも早く我慢の限界に達してしまっていたのだった。
 
「生徒会長として、率先してトイレの使い方を見せてくれるのかしら?
 それとも、ただ我慢できないだけ?」

――グギュルルルギュリリリリリリリリリリリギュリリリッ!! グピィーーッ!!

「うぅ…………が、我慢が……限界で……!!」

 虚勢を張る余裕ももはやなく、結衣香は絞り出すように答えた。

「あら、そうだったの……仕方ないわね、使っていいわ」

「あ、ありがとう……ございます……っ!!」

 結衣香はポリバケツに駆け寄り、中腰になってお尻を突き出した。
 スカートをめくり上げ、先ほど吐き出した下痢便の汚れが残る肛門をポリバケツの中に向ける。

――ゴロロッ! ゴロッ! ゴロゴロログルルッ!! ピィィィィィィグギュルーーッ!!

「うぅっ……んぅっ!!」

――ビチャブピブジュルルルルルルルブジューーーーーッ!! ブバーーッブジュルルブバァァッ!
――ビュブブビチャァッ! ブジュビチブジュルルルルブビィィィビチーーーッ!! ビチャブジュルルルルルブビィィィィィィィィィィィッ!!

 肛門を全開にした瞬間、爆発するような勢いで黄土色の下痢便が飛び出し、ポリバケツの側面に叩きつけられていく。
 トイレでの排泄の際はかろうじて形の残る便があったが、今は全く形がないドロドロの下痢便になっていた。
 
――ギュルッ!! ゴロロロロロギュリリリリリリリリグルルッ!!

(だ、だめ、止まらない……!!)

――ビチャブビブビビビビビチブジュルーッ! ブジュルルルブジューッ!
――ビュブブブブブブブブブブブブブジューッブビブビィィィィィィィィィィィィッ!! ブピピッブジューッ! ビュルルブジュルーッビチーーッ!
――ビチャブバーーーッビチーーーーーッ!! ブピピピッブジューーーーーーーーーーーーッブバーーーーーーーーーーーーッビチーーーッ!! ブバッブビビブジューッビィーッ!!

 全く止まることなく大量の便がポリバケツに注ぎ込まれる。
 側面に叩きつけられた便はポリバケツをガタガタと揺らしながら底へと垂れ落ちていき、70Lはある大型のポリバケツの底面があっという間に埋まってしまった。
 
「せ、先生、私も……もうだめ…………トイレを使わせてくださいっ!!」

 結衣香の排泄が終わるのを待ち切れず手を挙げたのは、乃梨香だった。
 
 立ち上がるやいなや短距離走よりも速いタイムでポリバケツに駆け寄り、排泄を続ける結衣香の隣に位置を取り、スカートをめくった。
 完全にお腹を壊し、昨晩から数え切れないほど水状便を吐き出しているお尻の穴は、痛々しく真っ赤に腫れ上がっていた。
 その穴が、また開く。

「もうだめ……あ、ああっ……!!」

――ブジャッビュルーーーーーーーッビュルジャーーーーーーーービュルーーーーーーーーッビシャアアアアアアアアアアアアアアッ!! ブシャッビシャーーーーッビィーーーーッビュルーーーーーッ!!
――ブジャッビシャァァァジャァァァァァァァビューーーーーーーービュルーーーーーッ!! ブシャッビュルジャァァビシャーーーーーーーーーッビチィィィィィィィィィィィィビチィーーーーーーーーーッ!! ビィーーーーーッビュルーーーーーッブビューーッ!

 水鉄砲のような強烈な勢いで、焦げ茶色の水便が噴射される。
 結衣香と比べると一回り小柄な乃梨香は、中腰ではお尻の高さがバケツの縁に届かず、脚を伸ばしたまま前かがみになって肛門を横に向けるような角度になっていた。
 そのため、水状便が叩きつけられる位置は、結衣香の下痢便よりもずっと高くなっていた。
 
 まだそれほど重くなっていないポリバケツに、二人分の噴射圧が加わった結果……

「え…………あ、だ、だめっ!!!」

 バケツは、あまりにもあっさりと傾き、結衣香がスカートから離して伸ばした手をすり抜け――横転した。
 
――バシャアアアッ。

 横倒しになったバケツから、底に溜まっていた結衣香の下痢便が床に流れ出し、黄土色の池をつくり上げる。

「く、ぅうっ!!」

――ビチーーーーーッビュリリリリリリビチャーーーーーーッ!! ビチチビィーッ!
――ビィッ!! ブビーーッ!! ビチチブビィッ! ビィィッ……ビチチッ…… ビィッ! ブリーッ! ブビィッ! ビュリーッ!

「ええっ!? い、いや、だめっ……!!」

――ビュッビシャァァァァビチィィィィィィィィィビュルルルルルルルルルルルルルルルルルッ!!
――ビュブシャァァァァァビィィィィッ! ビュルビュルルブシャーーッ!
――ブシャーーッ……ビィーッ!! ビュルルッ……ブジャッビチィッ……

 後方で起きた大惨事を目にして、結衣香と乃梨香は全開にしていたお尻の穴を必死に締めた。
 だが、異常をきたした腸が肛門へと送り込む下痢便の勢いは圧倒的に強く、締まりかけた肛門をこじ開けて数秒に渡って噴射が続いた。
 特に、出しはじめたばかりの乃梨香は噴射の勢いも強く、閉じかけた肛門の隙間から焦げ茶色の汚水を何度も飛び散らせてしまった。


「信じられないわ……3年生にもなってトイレも満足に使えないなんて。
 これは、断固たる処罰が必要ね」

 再び開かれた緊急職員会議では、仮設トイレを撤去すべしとの意見も多かったが、女子生徒たちの体調を考慮し、厳格なルールを定めた上で仮設トイレの使用を継続することとなった。
 そのルールは次の通りである。

「も、もう、だめっ!! おトイレっ……!!」

 1年生で最もひどくお腹を下していた紗由里が立ち上がり、震える脚で教室の中央に置かれた机に登る。
 スカートを捲り上げながら腰を下ろすと、痛々しく膨らんで今にも弾けそうなお尻の穴が露わになった。
 既に汚水が漏れはじめており、肛門からにじみ出て脚にいくつも黄色い筋が伝っていた。
 
「あぅ、うぅぅんっ!!」

――ブシャブシャブシャァァァァァァァブビューーーーーーーッ!! ビュッビシャァァァァァァァビュルーーーーーーーッビュルルルルッ!!

 紗由里が苦しげな声を上げた瞬間、肛門からレーザービームのような黄色い水がバケツの中に向かって一直線に放たれた。

――ブシャビチビチビチビュルーーーーーーーーッ!!
――ビュジャーーーッ! ブシャビュルビチャビシャアアアアアッ!! ブパッビュルーーーーーーーッジャーーーービチィーーーーーッ!!
――ブシャッビュルビチィィィィィィィィィィィィブビューーーーーッ!! ビュッブシャーーーーーーーーーーーーーーッビチィーーーーーーッ!! ビュルーーッ!

 出た瞬間は細い水流だったが、バケツの壁面に当たって飛び散り、バケツの中を黄色い飛沫で埋め尽くしていく。

「うぅぅ……も、もうだめです……、あたしもおトイレに……!!」

「ああっ……あ、あたしも!!」

 紗由里の放水を目の前で見て耐えきれなくなったのか、美奈とあゆみも立ち上がり、ポリバケツを囲む机の上に駆け上がった。

「うぅぅっ!!」

――ブピピピピピピッビチビィィィィィィィィィィィィッ!! ブビチチチチチブピブピブジューッ!!
――ブビチチチチビチブバーーーーッ!! ビチャビチチチチブジュルーッブビブビブビィィィィィィィィィィブバーーーーーーーーーッ!! ブビーーーーッビチーーッ!

「あああっ……!」

――ビュッビュルルルルルルルブシャァビシャーーーーーーーーーーッビチャビィーーーーーーーーーッ!! ブシャブシャーーッビシャーーーッ!!
――ブパッブシャァァァァァァァァァァァビシャーーーーーーーーーブビューーーーーッ!! ビュルッビシャーーーーーーッビシャーーーーーーッブビューーーーーッ!! ビュビィーッビチィィブビューーーーッ!!

 美奈は普段便秘しているとは思えないグチャグチャの液状便を飛び散らせ、あゆみは完全に水状になった黄土色の汚物を大量に吐き出している。
 ポリバケツはあっという間に底が見えなくなり、強烈な刺激臭を立ち上らせはじめた。


「は、離してっ!! ひとりでできますからっ!!」

 苦しげな音をお腹から奏でながら、目に涙を浮かべた由紀が必死に訴える。
 由紀は後ろから男子生徒に抱えられ、両脚を開いてバケツの上に身体を浮かせられていた。
 まるで小さな女の子にオシッコをさせるような体勢である。

「いやいや、由紀ちゃんはさっきひとりでしたときにバケツの外まで勢いよく飛び散らせちゃったでしょ。
 そうならないように支えててあげるんだよ」

「で、でも…………あ、ぅあっ!!……だめっ!!」

――ブシャッビシャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!
――ビュルッビュルビチィィィィブシャァァァァァビシャーーーーッ!! ブシャッビシャァァァァァァァァァァビィーッ!!
――ブパッブシャーーーッビュルルルルブシャーーーーッ!!

 苦しげな声を上げるとほぼ同時に由紀の肛門が開き、水そのものの便がバケツに向かって注がれる。

「ゆ、由紀ちゃ……うぅっ!!」

――ビュブブブビチーーッブビブリーーーーーッ! ブババブビブビーーーーッビチーーーッ!
――ビチビチブビビブビーーッブリリリリリリリリッ!! ブビビチチブリィィィィブリリリリビュリーーーーーッ!!

 由紀を助けたいと思う希だったが、彼女自身も便意の限界を迎えバケツに排泄を続けていたのだった。
 軟便混じりの下痢便が後から後から押し寄せてきて、動くことができない。

――ギュリリリリギュルルグギュルーッ! ゴロロゴロロロピィィィグルルッ!

「ぅぅっ…………っぐっ……んぅぅっ……!!」

――ビシャビシャブシャーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!! ビュルッブシャーーッビュルーーーーーーッブシャァァァァァァァビュルーーーッ!!
――ブパッビュルルルルルルビュルーーッビシャビュビュルビィィィィッ!! ブジャッビュルビシャーーーービシャブシャーーーッ!!

 由紀のお腹が凄まじい音を立てた次の瞬間には、肛門が物凄い音を立てて水便を噴射する。
 激しい羞恥を終わらせるには、直腸に押し寄せる便をすべて吐き出すしかなかった。

「うぅ…………いやぁ…………」

――ブピッブシャァァァビシャァァビュルルルルルルルッ!!
――ビシャビィッ! ビュブシャァァビシャァジャーーッ! ビシャーーーービィーーーッビュルルルルルルルルッ!!
――ビュルッブシャァァァァァァジャーーーーーーブビューーーーーーーーーーーーーーーーーッ!! ビシャビシャァァァァァァァビチャジャアアアッ!!
――ビュッビュルルルルルルルビチィーーーーーーッ!! ビュルーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッジャアアアアアアッ!!

 気が遠くなるような時間、茶色の水流を吐き出し続けた由紀。
 だが、やっと席に戻った彼女は、授業が終わるまでにあと3回も羞恥の時間を繰り返すことになった。
 

――ビチィィィブシャァァァブシャーーーーーーッ!! ブシャッビュルーーッビチャビュルルッ!!
――ビュッビシャジャァァァブシャーーーーーーーーーッビュルビシャアアアアッ!! ビシャビュビチィーーッ!!

「はぁっ……はぁっ…………うぅぅ…………」

 3年生の教室。
 ふたりがトイレ禁止の罰を受けており、3人しかポリバケツに排便していないにもかかわらず、中身の汚物は他の2学年と同じ以上の水位になっていた。

「あ、ありがとう……ございました……。
 ……も、もう大丈夫です……」

 男子に抱えられながら声を上げたのは亜美だった。
 3年生にしては小柄な彼女は、背伸びをしてもバケツに届かず、男子に補助をお願いせざるを得なかったのだ。

「本当に大丈夫?
 さっきも大丈夫って言ってたのに、またすぐしたくなったでしょ?」

「……っ……ぅ…………だ、大丈夫です…………」

 床に降りた亜美はバケツを振り返ることなく小走りに席に戻った。
 バケツの中身のほとんどは、彼女自身が出した黄色い水状便だった。
 授業開始から40分で、すでに6回の排泄を繰り返している。
 小さな亜美の体の中に入っていたのが信じられないほど大量の汚物がバケツの中に放たれ、強烈な異臭を立ち上らせていた。

「わ、私も……おトイレに……」

 入れ替わるように優紀子が席を立ち、ポリバケツを背にして中腰になる。

「ぐぅっ……!!」

――ブジューーッブビィィビチャァァッ!! ブビビブバァァァッ!! ブジュビチブババビィィィィッ!
――ブジュブバババババババブビィィィィィィィィィィィィッ!! ブピピピピッブビーーーッビチチチチチチッ!! ブビィブビビチーッ!
――ブビチチチチチチチチチチチチチチブビィィィィィィィィィィィィィブジューーーーーーーーーーーーーーッビチッ!! ブバッブジューーーーーッビィーーーッ!!

 激しく痛むお腹を抱えながらスカートの後ろをめくり上げると同時に、大量の液状便がバケツの中に叩きつけられていく。
 優紀子の便はまだ完全な水状ではなく、液状の便の中にゲル状の不定形の塊が混ざっている状態だった。
 しかしそのために、肛門が広がったり窄まったりを繰り返し、凄まじい破裂音を教室中に響き渡らせてしまう。

「く…………うぅぅ…………!!」

――ブピピピッブビブバーーーーーーーーーーーーーッ!! ビュブブブブブビチチチチチチチビィィィィィィィィィィィッ!! ビチッ!
――ブビチビィーーッ!! ビュブブブピピピピブジューーーーッ!! ブジュルーーッ!
――ブピピッブバババブビィィィィブジュルーーーーーーーーッ! ブバッビチーーーーーーーーーッ!! ブバッブビビビビブピビチビチチチチチチチッ!!

 教室で轟音と激臭を撒き散らしながら排泄する異常さに顔を赤らめる優紀子だったが、すぐに表情を青ざめさせ、排泄を再開した。
 茶色い液状便の雫とゲル状の物体が黄色の水状便の海に浮かび上がる。
 
「あ、あの…………ごめんなさい……も、もう一度……おトイレ……使わせてくださいっ!」

 優紀子の排泄が終わらないうちに、震える声が上がった。

――ゴロゴログギュルッ! ギュルルグピィーーッ! グルルッ! ピィィピィーーグギュルルッ!!

「……ぅ…………あぁ…………」

 顔を真っ青にした亜美が、お腹を痛々しく抱えながら立ち上がっていた。


 3時間目の授業が終わったとき、各学年の教室に設置された3つのポリバケツは、容積の半分以上が液状の汚物で埋め尽くされていた。
 各学年で記録係に指名された男子生徒のノートには、以下のような記録が残っている。

佐伯美奈 : 排泄回数2回。ドロドロの下痢便、量は非常に多い。
高科あゆみ : 排泄回数4回。完全な水状便で量も非常に多い。
ソフィ・アポリネール : 排泄回数2回。下痢便を飛び散らせたため、2回目は補助を要す。
雨宮恵子 : 排泄回数2回。隣のクラスまで聞こえるほどの大音量での排泄。
綾川紗由里 : 排泄回数3回。水状便の勢いが強く飛沫が飛び散ったため、2回目以降は男子の補助のもとバケツの真上から排便したが、それでも跳ね返った飛沫が外に飛び散っていた。

水野由紀 : 排泄回数5回。水状便を飛び散らせたため、2回目以降は男子の補助を受けて排泄。しかし、そのうち2回は抱え上げられる途中で耐え切れず排泄をはじめてしまった。
佐藤希 : 排泄回数2回。軟便混じりの下痢便を大量に排泄。
柏原瑞穂 : 排泄回数3回。1回あたり10分以上、水状便の排泄を続けていた。
高瀬真由美 : 排泄回数2回。液状便を大量に排泄。
川上綾 : 排泄回数3回。明らかにバケツに届かないため初回から補助を要す。3回ともバケツに辿り着く前にお漏らし。

飛鳥真帆 : 排泄回数2回。軟便混じりの液状便。
本郷優紀子 : 排泄回数3回。ゲル状の半固形物混じりの液状便。
三条院結衣香 : 排泄回数1回。噴射の勢いでバケツを引っくり返したため、以後トイレ使用禁止。
柴谷乃梨香 : 排泄回数1回。噴射の勢いでバケツを引っくり返したため、以後トイレ使用禁止。
坂下亜美 : 排泄回数8回。毎回大量の水状便。バケツに届かないため、自ら申し出て男子の補助を受けた。



「起立!」

「……ぐっ…………うぅ……っ…………!!」

「うぅぅっ…………はぁっ…………あ、あぁっ…………!!」

 授業終了の合図を受けても、立ち上がれない少女たちがいた。
 トイレ使用禁止の罰を受けた結衣香と乃梨香である。
 お尻に挿さった椅子のバイブレータが栓の役割を果たし、椅子に座ったまま大量の下痢便を垂れ流すことは避けられていた。
 しかしそれは、彼女たちの腸の中に、本来何度もトイレを埋め尽くすほどの下痢便が渦巻いていることを示している。

――グピィィィィィギュルルルルルギュルルッ!! グギュルルゴロロログウーーーーーーーーーッ!!
――グギュルルルルギュリリリリリリリッ!! ギュロッ! ゴロロロロログルルルルルルギュルグギュルルルッ!!
――グギュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥギュルギュリリリリリゴロロッ!! ゴロピーーーーーーーーーーピーーーーーーーーーーーギュロロロロロッ!!
――グピィィィィィィィィゴログピィーーーーーーーーーーーッ!! グピィィィグルルルルルギュルルルルルルゴロロロロッ!!

 恐ろしい異音がふたりの少女の腹部から響き渡る。
 立ち上がった瞬間、破滅的な事態が訪れることは自明であった。

「結衣香さん、乃梨香さん、起立しなさい。
 これ以上指示を無視するなら、連帯責任として女子全員トイレ使用禁止にしますよ」

「………っ…………………は、はい………」

「……………………わかりました……」

 生徒会長と生徒会書記として、全員をこの苦しみに巻き込む訳にはいかない。
 意を決して、二人は腰を上げた。
 表面に汚水が滴るバイブレータの姿が顕になり、その先端が肛門から押し出される。
 その瞬間――

――ビチビチビチブビィブバーーーーーーーーーーーーッ!! ビチブバババババビィーーッ!
――ビュルルルルルルルルルルブピピブビーーーーーッビィーーッ!! ブピピブジューッブジュルーーーーーーーーッ!
――ブジュブピピピブビィィィィブジューーーーッビチチチチチチッ!! ビュブブブブブビチーーッ! ブビビチーーーブジュルーーーッビチブビーーーーッビチャァァァァァァァァァァァァァァァッ!!

――ビシャァァァァァァァァァァジャーーーーーーーーーーービュルルルルルルルルッ!!
――ビシャビュルーーーーーーーーーーーーッビシャーーーーーーッ!! ビュッビィーーッビシャアアアアアアッ!! ジャアアッ!
――ブシャビチィーーーーーーーーーーーーーーーーーッビシャァァァァァァァァァァァァァァァビシャアアアアッ!! ビシャビチィーーーーーーーーッジャァァァァァァァジャーーーーーーーーッ!!

 ふたりの肛門から、凄まじい勢いで汚物が噴射された。
 ポリバケツで排泄したときには結衣香の便はゲル状で粘性を保っていたが、お腹の具合はさらに悪化し、ほとんど液状の便になってしまっていた。
 完全な水状には至っていなかったが、それだけに肛門を駆け抜けるときの音は大きく、教室内に響き渡る音を立てていた。
 乃梨香の便は、初めから完全に水であった。
 水道の蛇口を全開にしてホースの先端を潰したような凄まじい勢いで、こげ茶色の汚水が椅子に叩きつけられ、周囲一面に飛び散っていく。
 
「だめ…………と、止まっ……て……ぅ……あ、あああっ!」

――ブビブビブビィィィィィッ!! ビチャビチィィィブジューーッ!! ブバッブジューッブビィィィッ!!
――ブジュブジュルルルルルルルルルルルルブビィィィッ!! ブビーッブバババババババババババブジュルーーーッ!!

 結衣香が消耗した気力を振り絞って肛門を締めようとするも、溢れ出る液状便の勢いには全く歯が立たず、かえって肛門を震わせて排泄音を響き渡らせてしまう。

「あぁぁぁぁ…………いや…………も、もう…………だめっ…………」

――ブパッビシャアッ! ブパッビチィーーッビュブビューーーーッ!! ブジャッビュルブシャーーーッビュルルルビチィーーーーーッ!! ビュルビシャーッビシャーーーッ!
――ビュルッビチャジャアアアアアアアッ!! ビュブビューーーーーーーーーーッ!! ビュルッブシャァァァァァァァビューーーーーーービィッ!! ブシャーーッ!

 さらにひどくお腹を下している乃梨香は、意識が飛びそうになるほどの腹痛に苛まれ続け、精神力を使い果たしてしまっていた。
 肛門はすぐに全開になり、凄まじい勢いの水状便が床一面に広がっていく。

「だ、だめ……こんな…………ぐぅっ!!」

「う…………うぅぅっ………あぁっ……」

――ブピピッブビィィィィィィィィィィィビチチチチチチッ!! ビチャブジュルルルルルルルルブバァァァァァァァァァァァァァァァァッ!!
――ビュルッブシャァァァァァァァァビシャアアアアアアアアアアアアッ!! ブパッビチィーッジャァァァァァァァァーーーッ!!
――ビチチチチチチブジュルルルルルルルブバーーーーーーーーーーーーーーッ!! ビチャブピーッブピピビィィィィィィィィィィィィィィィィッ!! ブビチブビーーッブビブピーーーッビィッ!! ブビィッ!
――ブパッブシャーーーーーーーーッジャアアアアアアアアアアッ!! ビシャビュルビチィビィーッ!! ブジャッジャァァァァァァァァァブシャーーーーッビュルルルルルルルルルルルルルルッ!!

 結局、結衣香と乃梨香は一歩も動くことができず、腸内の汚水をすべて足元にぶちまけてしまった。
 トイレでの激しい排泄で既に汚れていた靴下や上履きは、今や汚れていない面積の方が少ない有様となっている。
 恥ずかしさのためか、屈辱のためか、治まらない腹痛のためか……、ふたりの目には涙が浮かんでいた。
 しかし、その涙が零れ落ちないよう必死にこらえている姿には、誇りの最後のひとかけらが残されていた。


「…………では、これから集団下痢の原因特定のため、個別に検便を行います。
 原因がわかるまで、下痢止めなどの薬は出せません。
 下痢を止めてしまうと毒素が排出されず、命に関わることがありますからね。
 検便の後は、症状の変化を見るため、普段通りの活動をしてください。
 3年生の時間割は……あら、美術じゃない。
 今週の課題は『名画を学ぶ』だったわね。
 同じ姿勢でじっとしていればいいんだから、少し体調が悪くても大丈夫ね」

「…………そ、そんな…………」

 残された誇りはあっさりと砕かれ、女子生徒たちの心が一瞬にして絶望に染まった。
 しかしその絶望さえも、ほどなく押し寄せてきた新たな便意に押し流されてしまうのだった。



関連ストーリー:聖女学園 短編エピソード サイドストーリー059 「週刊 聖女新聞 〜集団食中毒〜



文章:メルティさん
修正/挿絵:ロック


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